スポーツの世界では天才は触らないのが一番ですが、秀才はある程度システムで作れる。秀才システムでは天才が死ぬし、天才システムでは凡人が秀才になれない。
為末大 陸上選手、世界陸上400mハードル銅メダリスト
この名言を見ている方にお薦めの名言
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試合前は、いいときのプレーを思い浮かべる。そして、自分がこうしたいというイメージをつくる。まあ、誰しも普通にやっていることだと思います。ただ、それを偶然やっている選手と、意図してやっている選手とでは、のちに大きな開きになってくるぞ、ということなんです。
本田圭佑 サッカー選手
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一度や二度挫折したって「どうせ俺なんか、いい加減なもんじゃねぇか」って思えるヤツは、やっぱり強いよね。
タモリ お笑いタレント、司会者
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正しい知識、正しい論理を手に入れなきゃいけない。ルールを理解してより効率的に勝利を収める方法を考えなきゃいけない。でないと努力しても何も手に入らない事があるから。
武井壮 タレント、元陸上選手、トレーナー
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稽古を一年やったやつと、十日舞台に出た漫才師がいたとしてさ、その実力の差っていうのは、舞台に出た奴が勝つに決まってるわけだから。稽古は駄目なんだよね。現場に出ないと。
北野武(ビートたけし) お笑い芸人、映画監督
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陸上選手は、これまで「黙々と走れ」という指導を受けてきました。そのため、辛抱強く一つのことをやるのには向いていますが、横のつながりを築いて、他人とコミュニケーションを図っていくのが上手ではない。そこで「目標ミーティング」というものを取り入れました。各選手に個人目標を立てさせた上で、控え選手なども交えたグループでそれぞれの目標について話し合い、他者の客観的な評価を受けることで達成可能な目標に仕上げていきます。
原晋 陸上指導者
為末大の他の名言
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私は34歳で現役を引退するまで、「足が速い」という価値基準にしばられてきましたが、引退後に出会ったさまざまな業種の人たちは、当然ですが別の価値観を持ち、それぞれが輝いていました。思っていたよりも世界は広い。業種や国籍、世代の違う人たちと積極的に交流することで、私はそのことを実感しました。ビジネスマンも、もっと「外」に目を向けてはどうでしょうか。
為末大
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陸上競技はやはり「勝つことすなわち金メダルを獲ることが成功」というのが一般的な認識になる。その意味では、世界陸上選手権で3着どまりだった僕の競技者としての人生は、失敗だったのだと思います。でも、そのこと自体に後悔はないし、身体能力に恵まれた人たちと海外で向き合って、よくあそこまでやったなという満足感はあります。
為末大
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負けても諦めず、もう一勝負を挑む人が多い。でも、違うカテゴリーで勝負を挑むという手もあります。前者は、まさに同じ土俵で再挑戦することで、後者はすでに勝負はついたと考えて土俵を変えて別の戦いを挑む。スポーツに限らず、企業も人も日本の場合は前者が美談になりがちです。だからいつまでも同じ戦いを続けることが多い。僕もそういう気持ちがありました。でも引退したいま、次に世界一に建つ可能性がある勝負は何だろうと模索しています。
為末大
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本番で勝負強い選手は、自己肯定感が強い。このままの自分でいいと知っている選手は、やはり腹が据わっている。
為末大
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人の真似をしている限り、残念ながら、ずっと2番手のままだ。
為末大
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コーチがいないことで潰れてしまうスポーツ選手も結構いる。
為末大
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やればできるが本当なら、スポーツをやったほぼ全ての人はやってない事になる。私も含めて。
為末大
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良い結果は恐ろしいほどプロセスを肯定してしまう。
為末大
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成績を出した過去の自分と競争するのではなく、今の自分の力を最大限出そう。
為末大
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たとえば僕が会社をひとつ上場させて名誉職にでも就けば、周囲は「あの人は成功した」と思うでしょう。一方で、これもたとえ話ですが、ウガンダに行って陸上の普及に人生を賭けたものの最後に銃殺されてしまえば、「あの人は失敗した」と言われるかもしれません。でも、どちらの人生が幸せで成功したかは僕にしか分かりません。つまり、どんな人生を送るにせよ、自分が考える成功を追いかけるためには、社会の目や批判から自在であることが非常に重要だと思います。
為末大