天理大学時代、当時の試合形式の乱取り練習は6分×13本だったのですが、僕は「残り何分?」「あと何本?」という意識で乱取りをこなしていました。するとそれを見抜いた細川先生は「そのやり方は駄目だ。限界がきたら休んでもいい。ただし、最初の1本から全力を出し切れ」と。その後、1本1本を必死に取り組むようになってから、劇的に自分が強くなっていくのが分かりました。細川先生は、無駄をそぎ落とした意味ある努力の重要性を教えてくれたのです。
野村忠宏 柔道家
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スポーツの世界では天才は触らないのが一番ですが、秀才はある程度システムで作れる。秀才システムでは天才が死ぬし、天才システムでは凡人が秀才になれない。
為末大 陸上選手、世界陸上400mハードル銅メダリスト
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志の低い人間は、それよりさらに低い実績しか挙げられない。
落合博満 プロ野球選手、プロ野球監督
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儲けよう、儲けようと焦れば焦るほど失敗する。他人がいいぞと言ったり、上手く儲けた話を聞いて、あわてて手を付けると、もうその時は手遅れだ。いつまでも柳の下にドジョウがいるわけではない。
堤康次郎 西武グループ創業者
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頂上への楽な道などない。それなら自分なりにジグザグに登ればいい。
ヘレン・ケラー 社会活動家
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これがサッカーです。自分より強い相手がいて、それに勝つためにやる。悔しい思いをしてこそ成長できる。
本田圭佑 サッカー選手
野村忠宏の他の名言
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ビジネスの世界でも、最後の最後に結果に残すために必要なのは、「妥協しない気持ち」ではないでしょうか。その気持ちは一朝一夕では身につかない。普段からの意識の差が、勝敗を分けるのではと思います。
野村忠宏
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五輪でメダルを獲得する選手は切り替えがうまいんです。練習以外の時間はしっかり遊び、リフレッシュする。ただ、練習になると皆、すさまじい集中力で取り組みます。この「切り替え力」が長けている選手ほど、結果を出しています。
野村忠宏
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私は基本的には対戦相手の研究はしません。私はビビリで怖がり。対戦相手のことを知りすぎると、相手に過剰に意識がいって、自分の柔道ができなくなってしまう懸念がある。それなら、相手を知ることより、自分の柔道を磨くことに神経を集中したほうがよいと思うのです。
野村忠宏
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私に才能があったとしても、その才能が開花するまでの長い時間を諦めなかった信じる力や、思いを伴った努力は本物だと思います。信じられたからこそ、今があるのです。
野村忠宏
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人からやらされている練習では意味がありません。勝つために自ら練習して、遊ぶときも、練習するときも、自分の行動すべてが勝負につながっているという意識をもつように心がけていました。
野村忠宏
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復帰を決めた時点で、最終目標は「アテネ五輪での金」だと覚悟を決めていました。時間をかけて考え、自分で決めたからこそ「責任を持ち、逃げ出すな」と改めて言い聞かせて。そして、「敗北が怖い」と感じている自分が変わるための方法を、ひたすら考えたのです。
野村忠宏
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私は決して最初から才能があったわけでなく、周囲の支えがあってここまで成長でき、今なお競技を続けることができています。自分にとって財産になる人との出会いや言葉を大切にし、その道をとことん追求することが、成功へのカギなのかもしれません。
野村忠宏
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つまらないプライドや見栄と決別できたからこそ、誰もが難しいと思われた、アテネ五輪での3連覇につながったのは確かです。振り返れば、アテネへの挑戦を最後までやり遂げたことで、自分の人生観が大きく変わったと思います。
野村忠宏
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親にすら期待してもらえなかったけど、努力を続けた未来の自分に期待し続け、この道場でやっと花開きました。
野村忠宏
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3連覇も単なる結果。それを過ぎたら、もっとうまくなりたい、もっと強くなりたいという気持ちが生まれる。負ければ悔しいし、もっとうまくなりたいと思うしね。その連続だった。
野村忠宏