昔は、値段が異常に安い商品は、どこかうさん臭いところがあって、そこで買うのは「恥ずかしい」という意識があったんだよ。ところが、みんながみんな安いところに集中することになると、恥も外聞も関係ない。まさに「みんなで渡れば怖くない」。
北野武(ビートたけし) お笑い芸人、映画監督
この名言を見ている方にお薦めの名言
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1999年の自由化以降、手数料が劇的に下がったのは投資家にとって良かったのですが、今では価格競争の次元を超えて安くなりすぎています。システム投資などで質を高める努力をしないで、量をこなして儲けようとする。その結果、会社によってはシステムダウンを起こして顧客に迷惑をかける。安さだけをウリにした商売をしていると、結局投資家のためになりません。私が創り上げたネット証券ビジネスですが、終焉を迎えていると思っています。
松井道夫 元松井証券社長
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日本には、経営者はたくさんいる。でも事業家は本当に少なくなったと思います。僕は自分の人生の大半を事業家として過ごしてきたのだけれど、金銭的な欲望や成果というのはたかが知れていると思うんですよね。目先の株価や利益は、経営者としては大事かもしれないけれど、事業家としては大事なことのほんの一部にすぎない。
孫正義 ソフトバンクグループ創業者
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「イコール(一律)」なのは、自分の中では「ノットフェア(不公平)」。「イコール」は、「フェア(公平)」ではない。
豊田章男 トヨタ自動車社長兼CEO
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魔女の宅急便のときは、本当にみんな貧乏になっちゃって。作品の精度を上げようと思って、一枚あたりに手間がかかるようになると、能率が上がらないから貧乏になっちゃうんです。原画を描いていても給料が10万円にいかない子とかね、そういうのが出始めちゃった。本当にこのままのやり方でつくり続けるなら、ちゃんと待遇をしなきゃいけないなっていう。だけど、ちゃんとし待遇をすると絶対生産性が悪くなる。社員化なんかしたら生産性が悪くなるのは、もう目に見えてるんです。だけど、つくり続けるならそっちを選ばなきゃいけない。
宮崎駿 アニメーション作家、映画監督
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多くの企業は価格設定の目標を現在利益の最大化においている。こうした企業は長期的な業績よりも、現在の財務上の結果を欲しがる。
フィリップ・コトラー 経営学者
北野武(ビートたけし)の他の名言
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おいらは何度でも言う「六本木のおねえちゃんと、おいらがなんで同じ一票なんだ」とね。きちんと税金を納めるという義務を果たしている奴が、はじめて選挙という権利を行使できるんだよ。
北野武(ビートたけし)
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地震や津波もあったし、最近は公開で人の首を刎ねたりもしてる。想像力というものは、もう現実には敵わないんじゃないかって思うようになったんだよね。いくら新しいものを想像しても「あるよ、それ」って言われちゃうような気がする。
北野武(ビートたけし)
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メディアは、大きなものに対して闘うと言ってるわりには、広告主なんかに対しては弱かったりしてね。最近はそれがバレちゃってるんで、メディアに対してみんなの意見が冷たいんじゃないですか。
北野武(ビートたけし)
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客が来るうちは花だな。客が来なくなって辞めるのはいいんだよ。でも自分の生活が安定したから辞めるっていうのは泥棒だよね。
北野武(ビートたけし)
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人生って、生まれながらにして死ぬときのその対応のしかたをいかにして模索していくかが人生のような気がする。息抜きに色んなことをしているだけであって、基本ラインは死ぬことに向って一直線に突っ走ってて、それに人間はどう対応するんだろうかってだけのような気もする。
北野武(ビートたけし)
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「人生はカネと女」ってはっきり言ってしまおう。そうやって欲望に正直に生きれば、日本人の顔も少しは活力ある顔に戻るんじゃないかな。
北野武(ビートたけし)
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本音を言えば、21世紀にこの国がどうなろうと、おいらの知ったことじゃない。けれど、あまりに脳天気な政治家やマスコミを見ていると「なんで言わないんだ」と怒りたくなる。
北野武(ビートたけし)
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戦争が終わって、人は自由になった。だけど、自由になった個人は、自由になった自分にものすごい不安を抱いている。なんでも自由にやっていいんだよと言われた途端に、自分が何をしたらいいかわからなくなってしまった。だから、誰でもいいからリーダーを探してくっついていこうとしたり、なんとしてでも友達の輪の中に入れてもらおうとする。
北野武(ビートたけし)
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役者もそうだと思うけど、客もノッて自分もノッてはいても、それを見ているもう一個の目はないとダメなんだ。そう言う訓練というか持って生まれたものと言うか、それがないと良い芸人にはなれないかもしれない。
北野武(ビートたけし)