北野武
お笑い芸人、映画監督
北野武(ビートたけし)の名言
北野武の過去の名言をまとめた名言集です。
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人間の知恵や創造力は、壁や障害があってこそ豊かに発揮される。分厚い壁が目の前にあれば、子供は放っておいても、なんとかしてそこから自由になろうともがく。壁をぶち壊そうとする奴もいれば、壁の下に穴を掘ろうとする奴もいるだろう。壁の内側に、誰も気づかなかった自由を見つける子供もいるだろう。
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個人とか、個性を大切にするのが現代社会の特徴だ、みたいなことを言うけれど、現実にはその正反対のことが起きている。実際には、個人が社会の中に埋没して、個人の命が社会という巨大な機械に組み込まれた部品のひとつになってしまった。
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作法というのは、突き詰めて考えれば、他人への気遣いだ。具体的な細かい作法をいくら知っていても、本当の意味で、他人を気遣う気持ちがなければ、何の意味もない。その反対に、作法なんかよく知らなくても、ちゃんと人を気遣うことができれば、大きく作法を外すことはない。駄目な奴は、この気遣いがまったくできていない。人の気持ちを考えて行動するという発想を、最初から持っていないのだ。
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完ぺきな映画なんてありえない。いつもこれが最高傑作だと思って映画をつくっているけれど、完成して試写を見た瞬間から、もう次の作品のことを考え始めている。今度こそ、すごい作品を撮ろう。
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感情というのは抑えるのが当然なのに解放するのがいいって風潮になってしまった。
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いつも不安で不安で仕方がない。おれほど憶病者はいない。開き直らないとむちゃできない。
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映画に限らず、絵でも小説でも、どんな作品でも、自分がいいと思う以上の作品をつくることはできない。他の人がどう感じるかなんて、どうやってもわからないのだから。客観的に作品をつくるというのは、撮影の苦労や思い入れを忘れて、一人の観客として自分の映画を見るということだ。
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逃げる術ばかり考えてないで少しは向かって行けって。
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客が来るうちは花だな。客が来なくなって辞めるのはいいんだよ。でも自分の生活が安定したから辞めるっていうのは泥棒だよね。
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もし戦争反対と言うなら、自分が殺されても構わないという覚悟ができなければ嘘だね。
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一生懸命アイディアをひねって、白い目で見られよう。
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最後まで押し通せなかったらやさしさではない。途中でくじけるなら悪人になればいい。やさしさは根性です。
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ワールドカップを観ていて相変わらず「感動をありがとう」なんて言ってるやつはもうてんで駄目なんだよ。ほんとうの感動は、やった奴しか分からない。
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役者もそうだと思うけど、客もノッて自分もノッてはいても、それを見ているもう一個の目はないとダメなんだ。そう言う訓練というか持って生まれたものと言うか、それがないと良い芸人にはなれないかもしれない。
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何に興味あんの?……っていったら、やっぱ、自分にいちばん興味あるしさ。何に腹が立つ?……って聞かれれば、やっぱ、自分だしさ。誰がいちばん好きかっていえば、これも自分自身なんじゃないかね。
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人間は比べるものがないとダメなんだよ。南の島はいいけど、冬にハワイに行くのが楽しいのは、寒い日本を離れていくから。サモアの人がハワイに行っても、嬉しくもなんともない。
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生きる事に理由をつけるのは構わない。あそこの蕎麦が食いたいとか、来週のドラマの続きを見たいとかでも、死ぬことに理由をつけちゃいけねぇんだ。
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お前にはその才能がないんだと、親が言ってやるべきなのだ。
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快感にはみんな暴力的なものが内在してんだよ。
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我々みたいのが天才のふりをするためには、捨てなきゃいけないものが一杯あるんだよね。
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夢を持て目的を持て、やれば出来る。こんな言葉にダマされるな。
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生まれながらにして、死ぬときの対応の仕方を模索していくのが、人生のような気がする。
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おいら、上に立つ人間っていうのは完全に孤独じゃなきゃいけないって思う。
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人生に幸せなんて求めること自体勘違いなんだよ。
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カミさんが性の対象じゃなくなるということは、動物として当然のことだろう。新しくて若いのがいいというのも、自然の法則なんだ。そえrが、人間社会では、カミさん以外に行くと、若い女をたぶらかしやがって悪い野郎だと言われてしまう。
出典: ビートたけし「たけしの死ぬための生き方」
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あらゆる性的なこととか金銭とか、欲に関する問題というのは、人間の理性からちょっと外れたところにある。
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生きることがなぜ価値があるんだなんてことを一般の人間が理解して生きていくことなんて、それはおかしい。生きていくことの中で、それが究極の問題であって、それを考えながら生きていくことが、結論が出ようが出まいが、価値があるんじゃないか。解けないパズルをやりながらね。
出典: ビートたけし「たけしの死ぬための生き方」
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タイミングは自分で作るんだよな。
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生きる意味を探せなんてことを言われたら誰だって迷うに決まっている。
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お金がないことを、そのまま「下流社会」といってしまう下品さに、なぜ世の中の人は気づかないのだろう。「武士は食わねど高楊枝」という気概はどこへ消えたのか。うちは貧乏だったけれど、母親は商店街で投げ売りをしているような店には、絶対に並ばなかった。どんなに遠い店でも、1円のお客を大切に扱う店に通っていた。
北野武の名言を見ている方へお薦めする名言
北野武(ビートたけし)の残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。
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世の中を見回してみても、自分の思いを行動に移す人って、1万人いたら、せいぜい100人ぐらいしかいないんじゃないでしょうか。たった一歩を踏み出せばいいことなのに、意外とできる人は少ない。本当にもったいない話です。もちろん、事を起こす前には、じっくり考えたり、リサーチすることも必要なんでしょうけれど、大事なのは企てを実行に移すことがどれだけできるかじゃないでしょうか。
鈴木おさむ 放送作家
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少しずつ、ほんの少しずつ、ずーっと頑張る。それが人生、勝つ方法です。その頑張りは、角度にしたらたったの1度です。でも、たった1度の先は、大きく離れています。たった1度なら、誰でも努力できるはずです。
島田紳助 お笑い芸人、司会者
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もしあなたが謙虚であるなら、何ごともあなたの心を汚さないでしょう。もしあなたが聖人であるなら、神に感謝しなさいもしあなたが罪人であるなら、そのままでいてはいけません。
マザー・テレサ 慈善活動家、修道女
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自分の一生だから、自分で運転して責任をとる気持ちが大事です。自分はこれをやって本当によかったと思って次のステップに進むのと、会社は自分に何もしてくれなかったと後ろ向きの気持ちでいるのとは大違いです。
出井伸之 元ソニーCEO、クオンタムリープ創業者
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自分がやりたいことをやるのではなく、やるべきことをやるのが紳士だ。
村上春樹 小説家
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苦しまないところに結果はついてこない。難しい道を選ばない限り、結果なんかない。だからこそ、自分で七転八倒して、自分の勉強法を見つけることに意味がある。
見城徹 幻冬舎創業者
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一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。説明できてしまう事柄に「勇気」は必要ない。
西野亮廣 お笑い芸人
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「気にしすぎるな。そこじゃない」「そこ」にいたら負けちゃうんだから、他の道を探すしかない。自分なりの武器をひとつ見つけて、鍛え上げて、その武器で戦う。それしかないんです。
指原莉乃 元アイドル、タレント
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目の前のことを積み重ねてきて、今の自分があります。大きな夢を持つことも大事だと思います。でも、僕の場合はそうではなかった。どちらかと言うと、目の前の一個一個、手に届くか届かないかの目標を積み上げていって、大きなものになっていったのかなと。
長谷部誠 プロサッカー選手
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誰かの情けやら義理やらをあてにして、もたれかかっていたら、いつでも不安に脅かされることになる。
矢沢永吉 歌手
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大きな結果をつくる仕事というのは、必ずやる過程で憂鬱になるものだ。憂鬱じゃなけりゃ、仕事じゃない。
見城徹 幻冬舎創業者
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勝者になりたいという願いが、成功することによって、自分の妨げになってはならない。どんなスポーツ選手にも向上する余地はある。
リオネル・メッシ サッカー選手
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仮説が外れることなんてよくあることです。失敗するからこそ「なぜ」という疑問が生まれる。その原因を探って再チャレンジすることで新しい扉が開くんです。失敗しなければ成功は手に入らないと断言してもいい。
山中伸弥 医学者、iPS細胞の開発者
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同窓会で同級生に会ったとき、一番変化を感じるのは、容姿ではなく目力です。自分の限界を勝手に見つけてしまって諦めはじめると、どこか寂しげな目になってしまいます。苦労して痛々しさを感じさせる人もいますが、苦労したときに、それを乗り越える面白いきっかけが来たのだと思えるかどうかは大切だと思います。
宮本亜門 演出家
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負けから逃げたり責任逃れに終始すれば、周りから信頼を失うだけです。負け戦から逃げたら、敗因分析もできないじゃないですか。負けたときにきちんと敗戦処理までやれば、その経験を次に活かすことができます。しかし逃げたら何も残らない。どのような立場でも、負けを自分のものとして受け止めて学んでいく。その姿勢を持った人はスキルも伸びるし、人間性も高く評価されるのです。
冨山和彦 経営コンサルタント、経営者。株式会社経営共創基盤 代表取締役