山下澄人さんの「鳥の会議」という小説を読んだ。凄く面白かった。読んでいるうちに、少年の頃、日常だった恐怖、声、情景が身体のなかで膨らんでいった。友達には絶対に読んで貰う。読後に感じたことを共有したい。
又吉直樹 お笑い芸人、小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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自分が誰かよりも弱いことを実際に認めなければ、日本人は、自分が劣っていることを認めないだろう。
イビチャ・オシム サッカー監督
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主観っていうのは、自分がどう考えるかっていうこと。客観っていうのは、監督やチームメイトの立場になって考えるということ。自分を内側からも外側からも見る。そのバランス感覚が優れている人がすごいって思うんです。
長谷部誠 プロサッカー選手
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覚えた日本語のひとつに「頑張れ」という言葉があります。「頑張る」は「戦う」という意味ですね。今度は、私が皆さんに「頑張れ」と申し上げる番です。
イビチャ・オシム サッカー監督
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他人に恩恵を施す場合、隠れて行うことだ。他人に恩恵を受けたなら、それを皆に知らせなさい。
ルキウス・アンナエウス・セネカ 哲学者、政治家、戯曲家
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敵が不幸な時は、私は彼を敵と見なさない。
ヴィクトル・ユーゴー 小説家、詩人
又吉直樹の他の名言
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僕はネットの評判は一切気にしないですね。というか、全く見ないので。
又吉直樹
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虐げられている人は、もちろんしんどいけど、恵まれている人は悩んだらあかんような風潮もあるじゃないですか。「おまえぐらいで文句を言うなよ」って永遠に言い続けられる、みたいな。人それぞれの痛みや苦しみって、数値化して比べられない。だから自分の痛みはきちんと痛みとして受け止めながら周りの人の気持ちも理解できるようになればいいんだけど、今、逆に行ってるじゃないですか。「もっとたいへんな人、おんねんぞ」って。苦しむことすらできない人がつくられてる。いや、血ぃ出てるよ?なんで痛がったらいかんねんって思う。
又吉直樹
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人間の生活って、国によって違うし、時代によっても違いますよね。もしかしたら今の日本に身分制度が残っていた可能性もあるけど、現状はそうではなくて。じゃあ身分制度があった時代に比べてマシになったかというと、今の時代にも貧困はあるし、格差もあるし、全然うまく行ってないなと思うんです。世界を見ても、このシステムは全然うまく行ってなくて、「全員がヘタ打ってるやん」と。こんだけ賢い人が一杯おるのに、うまいこと行かへんもんなんやなと。
又吉直樹
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東京に来てみたら、すっごい寂しかった。自分は1人でも大丈夫と思っていたんですけど、それは教室の中に人がいっぱいおって、仲良くなろうと思ったら、いつでもなれる状況があってのものだった。「俺は、朱に交わらない」みたいな。それが、ほんまの1人になったらすげぇ寂しいんやな、と。でも、今となっては1人で何をしているのかわからん時間がめちゃくちゃあったのが、良かったと思っています。
又吉直樹
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小説って特定の層やマニアだけに向けたエンターテインメントじゃなく、全員に平等に開かれているものなので、気楽に手に取ってもらえるきっかけになっているならありがたいです。
又吉直樹
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お笑いに入ったきっかけというきっかけは特に無いんですけど、小学校からお笑いが好きで、芸人になりたいなと思ってて、悩みもせず葛藤もせず「やるもんや」と感じてました。
又吉直樹
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入口で面白くないと思ってしまったら、そこから面白さを分かっていくのはめちゃめちゃ難しい。
又吉直樹
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作家とお笑いのネタ作りは「やらないと終わらない」ことは共通していますね。避けても避けても常に頭の中にありますし、締め切りもある。当然、誰かが代わりにやってくれるということもない。そういうのがあるので、いざ作るときの覚悟というか、「よしやろうか」という瞬間はどちらも共通していますよね。
又吉直樹
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サッカー部でしごかれていたので、怒られてもへこむ前に何がダメなのか考えるクセがつきました。これは芸を磨く上で役立っています。
又吉直樹
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マイノリティの感覚は確かにあると思うのですが、一方でマジョリティの感覚もあります。自分の中で、両方を行きつ戻りつみたいな感じです。
又吉直樹