書評家の方や本読みのプロが書いた解説や書評って、本好きの人間からすれば、発見があったり、本を読むきっかけになったりします。けど、本の好きな人だけに向けて書かれている節があったりしますよね。そういうのになじみがない人が触れると、本はものすごいややこしいことが書いてある別の世界のもんやな、と苦手意識を持ってしまうと思う。読書は選ばれた人間しか味わえへんみたいな部分は、違うと思うんですよね。
又吉直樹 お笑い芸人、小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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小売りのプロからすれば、素人が何アホなこと言っているんだとなりますが、素人だからできる発想もあります。小売りの流儀を守っていては「二番手」という枠から一歩も外に出られません。既存のルールでは、トップには戦いを挑めません。
新浪剛史 元ローソン社長、サントリーホールディングス社長
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我が社は技術のソニーと言われますが、それは一方的な見解です。
盛田昭夫 ソニー創業者
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私はいま、経営体制から離れていますし、これから先も私自身が経営に口出しすることはありません。そこで辞めるにあたって、ひとつ提案をしています。かつて人々が考えたことのないような発想の転換をして、そういうハードを作っていく。そしてそれに対応するハードを作っていくべきなのです。しかもそのソフトは、いま現在作っているソフトに比べて短い時間と低いコストで作れ、これまでのものとは明確に違うという認識をユーザーに持ってもらえるようなものです。話だけを聞いてもらえると、「そんなものが作れるのか?」と言われそうですけど、そういう挑戦をし続けるのが任天堂のビジネスですし、私が言い続けてきた「任天堂のソフト化路線」というのは、実はそういうことを志向することでありました。そんなことを、私からの提案として新経営陣に残しました。そのソフトが具体的にどんなものかは言えませんが、おそらく彼らは近い将来、少なくとも私が生きているうちに、市場に送りだしてくれるだろうと期待しています。
山内溥 任天堂創業者
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戦略的に正しい行動を取ることは、短期的な利益を出すことよりも重要だ。
フィリップ・コトラー 経営学者
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他人を儲けさせろ。そうすれば自然と自分も儲かる。アリババは金の鉱脈を見つけても、決して自分達では掘らない。他の人に掘らせてやって、その中のひとかけらを貰えればそれでいいんだ。多くの人ががっちり金鉱を守りたがる。だが、俺たちは他人が稼ぐのを助ける。他人が稼げば、俺たちも儲かるからそれでいい。俺たちに必要なものは、そんなに多くないからね。
ジャック・マー アリババグループ創業者
又吉直樹の他の名言
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何となく東京っていっぱい人がいて、テレビに出させてもらったり、劇場出たりとか、それを目指している人もいて、いろんな価値基準というか、勝ち負けがあるじゃないですか。勝ち負けがあるのは僕はいいことだと思うんですけど、そういう人間からすると、勝ち負けなんて関係ないような環境で生きている人がすごく眩しく見えたり、純粋に見えたりするのですが、逆の環境で生きている人からすると勝敗のケリがつくようなところが華やかに見えたりするかもしれない。
又吉直樹
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お笑いに入ったきっかけというきっかけは特に無いんですけど、小学校からお笑いが好きで、芸人になりたいなと思ってて、悩みもせず葛藤もせず「やるもんや」と感じてました。
又吉直樹
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入口で面白くないと思ってしまったら、そこから面白さを分かっていくのはめちゃめちゃ難しい。
又吉直樹
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僕は何かに反応することや摩擦の結果でしか、自分の考えていることを超えられないんです。10代のころから、偶然性とかに結構ゆだねてきたんで。
又吉直樹
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僕も、小説を書いてラッキーなことに話題にしてもらったんですけど、とくに「違う仕事をやってる」とは全然考えてないですね。そもそも日本の近代文学のおこりというのは「笑い」が深く関係しているんです。明治時代、本や新聞は「○○なり」みたいな「文語体」で書かれてたので、エリートしか読めなかったんです。そこに、三遊亭圓朝という落語家の噺を口語で書いた本が出て、バカ売れしたんですよ。それで文学も「あの書き方で書いたらええんちゃうか?」っていうのが日本の近代文学のはじまり。
又吉直樹
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自分に対する女心は、自意識が邪魔をしてわからないんです。
又吉直樹
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エッセーを書いていたので、文章を書くこと自体は慣れていたんですけど、小説は全く違うもの。それでも、ある時急に書きたいという欲求が湧き上がってきたんです。
又吉直樹
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東京に来てみたら、すっごい寂しかった。自分は1人でも大丈夫と思っていたんですけど、それは教室の中に人がいっぱいおって、仲良くなろうと思ったら、いつでもなれる状況があってのものだった。「俺は、朱に交わらない」みたいな。それが、ほんまの1人になったらすげぇ寂しいんやな、と。でも、今となっては1人で何をしているのかわからん時間がめちゃくちゃあったのが、良かったと思っています。
又吉直樹
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難しくて理解できない本に出会ったときに、一旦本を置くんですよ。それから100冊ぐらい本を読んで、もう一度その難しかった本を開いたら、文字がめちゃめちゃデカく見えるんですよ。読める!ってなるんですよ。わかるぞ、わかるぞ!って読んでくと、活字が躍りだすっていう感じを超えて、自分が本の世界に360度入り込んでしまうみたいになるんですよ。
又吉直樹