芸人を始めると先輩にも同世代にもおもしろい人なんていっぱいいて、後輩にも抜かれて…。最初の1、2年は嫉妬していましたね。自分は世の中に待たれていると思っていたのに、全然待たれていなかった。でもあるとき、あの人が世に出たから自分が世に出られないっていう考えをやめたんです。自分たちはまだ単純に世に出るレベルに達していないんだって考えかたを切り替えたら、他人への嫉妬心はなくなりましたね。自分が売れるためになにが必要かだけ、考えるようになりました。今でも本当にすごいものを見ると嫉妬しますけどね。
又吉直樹 お笑い芸人、小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
-
段取り8分に、仕事2分。貴重な先人の訓えがあります。後始末をきちんとすることが前準備につながり、仕事の質と効率を高めます。
鍵山秀三郎 イエローハット創業者、日本を美しくする会創始者
-
敗北した時は、それを計画の不確実さを知らせる信号として受け入れよ。そして計画を練り直し、念願のゴールに向けて再び帆を掲げよ。
ナポレオン・ヒル 自己啓発本作家
-
どうすれば相手が喜ぶかということを突き詰めていくと、必然的に「自分の一番得意なことを提供しよう」というところに行き着くんです。恋愛でも、僕なら心を込めて筆で手紙を書こうとなる。そうやって自分の強みを知って活かせれば、相手にも喜んでもらえるから誇示する必要がなくなるんです。
武田双雲 書道家
-
縁を大切にすること。人は巡り巡り、仕事も巡り巡ってくる。サントリーに入ってから、これまでの仕事がいろんなところでつながってきたんですよ。人、土地、会社も、巡り合わせがある。誰かが上から見て操っているのかと思うくらい、どうしてこうなるのか、本当に不思議です。
新浪剛史 元ローソン社長、サントリーホールディングス社長
-
役者にもスタッフにもまずは「それぞれのアイデアを出してくれ!」と頼むんです。もちろん俺が最終的なジャッジはするけど、それぞれが自分の分野のプロだからね。互いに尊重しあわないと、いいものなんてできない。
蜷川幸雄 演出家、映画監督
又吉直樹の他の名言
-
芸人になって最初の頃は怖かった。毎日、僕らに何ができるんやろう。何かできることからやろうと徐々に思うようになった。
又吉直樹
-
僕も、小説を書いてラッキーなことに話題にしてもらったんですけど、とくに「違う仕事をやってる」とは全然考えてないですね。そもそも日本の近代文学のおこりというのは「笑い」が深く関係しているんです。明治時代、本や新聞は「○○なり」みたいな「文語体」で書かれてたので、エリートしか読めなかったんです。そこに、三遊亭圓朝という落語家の噺を口語で書いた本が出て、バカ売れしたんですよ。それで文学も「あの書き方で書いたらええんちゃうか?」っていうのが日本の近代文学のはじまり。
又吉直樹
-
普段は1日で1万文字書けますが、小説は5時間ぐらい休まずに書いても原稿用紙で3枚とか4枚しか書けないんです。全然違う時間の流れ方をしていたのかもしれませんね。
又吉直樹
-
「書きたいな」というテンションが上がってきた時に、何を書くかを具体的に考えた方がいいかと思っているんです。
又吉直樹
-
ネタ見せで酷評されると腹も立ちます。でも、審査する側は何百とネタを見なければいけないわけで。我を張って「これが面白いんや」と言うても仕方がない。そこで「面白いって何ですか?」と質問してみたんです。僕の思う面白いは確固としてあるわけで、でも、笑いには趣味もあります。まずは審査する人の「面白い」と摺り合わせないと、ライブに出してもらえないですから。
又吉直樹
-
「火花」は芸人の世界の先輩後輩の上下関係という設定だけ決めて、後は何の制限もつけずに書きました。だからより自分に近い言葉でストレートに書けました。
又吉直樹
-
目の前のことに全力を注いだ結果、良ければ仕事は増えるし、ダメだったら減る。それを繰り返していくしかないと思っています。
又吉直樹
-
僕、いま2作目の小説書いてるんですけど、むちゃくちゃ考えるんです、小説を書く理由を。お笑いは、ライブでお客さんを笑かしたいという明確な目的があるから、なんの迷いもなくできるんですが。
又吉直樹
-
30代後半になった今、先輩との関係を遮断すると仕事の幅が広がらず、結局自分が損をすることもわかる。自分よりも圧倒的に優秀な人と飲みに行ったり、話をしたりする機会をどうやって作るかという工夫も必要。
又吉直樹