僕らの世代は、さんまさんとかダウンタウンさんとかに憧れて芸人になるんですけど、同世代でそうなれた人はひとりもいないんですね。なれなかったから「全滅」なのかって言われたら、そうでもない。年表には誰一人載らないかもしれないけど、「全滅」ではないということは実感としてある。
又吉直樹 お笑い芸人、小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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陸上競技はやはり「勝つことすなわち金メダルを獲ることが成功」というのが一般的な認識になる。その意味では、世界陸上選手権で3着どまりだった僕の競技者としての人生は、失敗だったのだと思います。でも、そのこと自体に後悔はないし、身体能力に恵まれた人たちと海外で向き合って、よくあそこまでやったなという満足感はあります。
為末大 陸上選手、世界陸上400mハードル銅メダリスト
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朝起きて夜床に就き、その間にやりたいことをやる人間が、成功者なんだ。
ボブ・ディラン 歌手
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得てして人は、自分の得た物を、自分だけが得た物と思い込むというわけですよ。
伊坂幸太郎 小説家
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夢とは見続けるものではなく、現実させるべきものだ。夢に日付を入れて、今日の行動を変えていくのである。当然、そのプロセスにおいて、どうしても計画に狂いが生じてくる。予測不可能な明日なんていくらでもある。それは、その都度計画を書き直しながら進むのだ。だたし、夢の現実と決めた日付だけは変更してはならない。
渡邉美樹 ワタミ創業者
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よく言ったもんだと思うよ。「勝てば官軍」ってよく言ったもんだよね。だから、男は勝たなきゃいかんのよ絶対に!負けちゃ駄目だね!
矢沢永吉 歌手
又吉直樹の他の名言
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「誰が正しい」とか「誰が間違っている」とかは言うつもりはないんですよ。要は、完璧な人間、まともな人間なんていないって思っている部分があるんです。
又吉直樹
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僕、発言と表情があまりにシンプルに一致している人を見ると、作為的なものを感じて怖くなるんですよ。それよりも、面白いですねって言いながら笑ってなかったり、なるほどって言いながら全然わかってなさそうだったり、早くこの話終わらせて次にいこって思ってる顔が見えたりするほうが面白いし、見ていて好き。いろんな感情が混ざっている人のほうが、こちらの想いもちゃんと託せる気がするんです。
又吉直樹
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芸人を始めると先輩にも同世代にもおもしろい人なんていっぱいいて、後輩にも抜かれて…。最初の1、2年は嫉妬していましたね。自分は世の中に待たれていると思っていたのに、全然待たれていなかった。でもあるとき、あの人が世に出たから自分が世に出られないっていう考えをやめたんです。自分たちはまだ単純に世に出るレベルに達していないんだって考えかたを切り替えたら、他人への嫉妬心はなくなりましたね。自分が売れるためになにが必要かだけ、考えるようになりました。今でも本当にすごいものを見ると嫉妬しますけどね。
又吉直樹
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僕、いま2作目の小説書いてるんですけど、むちゃくちゃ考えるんです、小説を書く理由を。お笑いは、ライブでお客さんを笑かしたいという明確な目的があるから、なんの迷いもなくできるんですが。
又吉直樹
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「書きたいな」というテンションが上がってきた時に、何を書くかを具体的に考えた方がいいかと思っているんです。
又吉直樹
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自分が面白いと思う核の部分は変えませんよ。そのものを変えたら、それは自分が芸人に向いていないということやと思うから。でも、アプローチの仕方、表現の方法をわかりやすくすれば、多くの人に伝わります。
又吉直樹
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30代後半になった今、先輩との関係を遮断すると仕事の幅が広がらず、結局自分が損をすることもわかる。自分よりも圧倒的に優秀な人と飲みに行ったり、話をしたりする機会をどうやって作るかという工夫も必要。
又吉直樹
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書評家の方や本読みのプロが書いた解説や書評って、本好きの人間からすれば、発見があったり、本を読むきっかけになったりします。けど、本の好きな人だけに向けて書かれている節があったりしますよね。そういうのになじみがない人が触れると、本はものすごいややこしいことが書いてある別の世界のもんやな、と苦手意識を持ってしまうと思う。読書は選ばれた人間しか味わえへんみたいな部分は、違うと思うんですよね。
又吉直樹
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夏目漱石の「吾輩は猫である」や「坊ちゃん」、太宰治の「お伽草紙」など、落語っぽい話は今読んでも面白い。それは多分人間の表層じゃなくて、本質的にずっとおもろい所。滑稽さみじめさ、笑うしかないわ~ってことが書かれているので、そういう所は参考になるのかもしれないですね。
又吉直樹