お笑い芸人はテレビに出ていることが最前線みたいに見る人がいますけど、それは本質な見方ではないと思います。どこで何をやろうと、その人にとってそれが最善と思うならそれでいい。今できること、その環境でいちばん面白いものを作っていければそれでいい。僕もそのときにやりたいことを全力でやろうと思ってます。
又吉直樹 お笑い芸人、小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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任天堂がそれをつくるうえでの哲学がどうなのか、ということのほうが重要ですから。
岩田聡 元任天堂社長
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我々はメーカーとして、いかにいい商品を作るか、長続きする商品を作るかと考えて開発しています。革新的で、しかも長続きする製品を作ることが前提条件。
樫尾和雄 カシオ計算機創業者
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僕はバスケットボールのルールについては知らない。トラベリングとか細かな反則のこともよく分からない。なんであのプレーで笛が吹かれるのかとかしょっちゅう尋ねるぐらい。けれども経営は別次元の話。僕は経営については誰にも負けない自信と経験を持っています。そのことも最初の会議ではっきりと伝えました。
川淵三郎 Jリーグ初代チェアマン、B.LEAGUE初代チェアマン
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「角川書店です」と会社の看板を言えば、喜んで書いてくれる作家は当時からたくさんいた。でもそういう仕事は誰でもできる。人と同じことをやっても僕がそこにいる意味がないわけだよね。周りが「無理だ」「不可能だ」と思っていることを可能にしていかないと、圧倒的な結果を残す仕事はできません。「無理」というのは理が無いと書きます。しかし、理があることはできて当然。理が無いこと、つまり無理を通してこそ、初めて結果を残す仕事ができるんです。
見城徹 幻冬舎創業者
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冷静でいられるか。客観的でいられるか。焦らないでいられるか。
羽生善治 棋士
又吉直樹の他の名言
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本や小説の話は、僕の中でお笑いと密接です。お笑いには、落語、漫才、コント、大喜利、ロケ…っていろいろあるじゃないですか。これらって、職業分けされないのがおかしいぐらい、違った資質がいるんですよ。
又吉直樹
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小説は一度書き始めると途中で降りられない。反対に10分のお笑いのネタだったら、途中まで書いていてもボツにして一から作れるんですよ。煮詰まったらワクワクする設定をもう一度探してくることもできますが、小説ではそれはなかなか難しい。そのせいで、書いている途中でも、「本当にちゃんと面白く終わるのかな……」と考えちゃうんですよね。すると、モチベーションが一気に下がってしまう。
又吉直樹
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「火花」は芸人の世界の先輩後輩の上下関係という設定だけ決めて、後は何の制限もつけずに書きました。だからより自分に近い言葉でストレートに書けました。
又吉直樹
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「火花」は貧乏芸人時代を忘れないために、六畳一間のアパートにこもって書きました。
又吉直樹
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小説って特定の層やマニアだけに向けたエンターテインメントじゃなく、全員に平等に開かれているものなので、気楽に手に取ってもらえるきっかけになっているならありがたいです。
又吉直樹
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僕はもともと、生まれた瞬間に芸人になりたいと思っていたわけじゃなくて、生まれて成長していく過程で、会社に勤めて真面目に暮らしていくということが自分の能力では出来ないだろうなというのが、なんとなく小学校くらいでわかってきて。でも考えたりするのが好きで、身体動かすのが好きでとか、だんだん自分はこれが好きでこれが嫌いだとか出てくるなかで、それに合う職業がないということにまずショックを受けたんです。今ある職業に自分が合う職業がない。そういうカタチの自分、人間としての自分がまず存在していて、面白いこと考えるというのは自分の中でもかなり優先されることやから一番近いので芸人かなと、芸人になりました。
又吉直樹
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芸人になる以上、今までの自分とは決別しなければならない、と。それで、まったく別の環境に行きたかったんです。全部置いてくる気持ちよさを感じながら大阪を出ました。
又吉直樹
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いっつも同じところにいて、同じ人としか喋らないともったいないと思うんですよね。“同じクラスにいても喋らなそうな人”の考え方こそ勉強になるというか。僕、女性と喋るの苦手なんですけど、たまには女性がいる飲み会とかに行くようにしてます。
又吉直樹
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エッセーを書いていたので、文章を書くこと自体は慣れていたんですけど、小説は全く違うもの。それでも、ある時急に書きたいという欲求が湧き上がってきたんです。
又吉直樹
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20代くらいの年齢の感覚をずっと大事にして作品を作ってきました。またコントにしても、中学生のときに面白いと思っていた感覚を忘れないように作っています。だから「環境がガラリと変わって、爽やかでつるつるの人格になってしまうと、ものを作れなくなってしまうのではないか」という恐怖感があるんです。でも今は、そうなったらそうなったときの状況で作れるコントや書ける小説があるはずだと、少し心境が変化してきています。
又吉直樹