リリー・フランキー

イラストレーター、俳優、作家

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リリー・フランキーの名言

リリー・フランキーの過去の名言をまとめた名言集です。

  • どんな事でもいい。たどり着いたこと、それが偉業である。

  • 世の中の「これで最後」には、おしなべて次があるものだ。

  • いいものを作る方法って、一つしかないと思うんです。諦めず、しつこく、丁寧にやるってこと。それって忘れがち、というか面倒くさくなりがちだけど。やっぱりいいものを作っている人ってのは、その面倒くさいことを諦めずに丁寧にやっているんですよね。

  • みんなスカスカの人生なのに幸せそうなフリしてるだけなんだよ。

  • お芝居の仕事をして家に帰って、イラスト書いてるときも原稿を書いているときも、明らかに違うことをしているっていう感覚はないんですよね。表現することをしている。面白い物ができたらいいな、いいものができたらいいなと思ってる感覚は同じだと思います。

  • 幸せとか快適さを永続的なものだと信じ込まないことが大事なんじゃないかな。いいんですよ、何度かで。その何度かの幸せのために生きていけばいい。これは俺の考えだけど、ずっと心地良い人生なんてものは多分誰にもなくて。世の中なんて、大体満遍なく息苦しいもの。その中で、たまに「あ、ここ、良い空気だな」って感じられる瞬間や場所がある。それだけで十分じゃないですか。

  • 過去も大事だと、自分で尊重してあげなさい。

  • 無職の人は無職を楽しむようにすればいいよ。その経験があとで活きてくるから。

  • 海外から映画の話をもらっても、ものすごい英語の台詞の芝居があった時に、断らざるを得ないんです。大人が若い人に言う「英語はやっておいたほうがいい」とか「ちゃんと勉強しなさい」みないなありきたりなことって、こういうことかと思います。自分が想像もしていようなことが起きるから、その時のためにしておかなきゃいけないことって、すごくありきたりなことなんだなと。

  • 若い頃、浮浪者みたいな生活をしていて、仕事がない分頼まれていない文章を書いたり、絵を書いたりしていました。仕事になってからは、それを水で溶いてう薄く焼いて出してるみたいな。昔はお好み焼きだったのがもんじゃくらいどんどん薄くなってきたので、どっかで考える時間を作んないとなとは思ってます。

  • 自分で映画を撮るとしたら、オリジナルの原作で脚本も自分で書きたい。そこが演出よりも自分の一番得意なところだと思うので。でもそうなると話が全然進まないんです。脚本書くのが進まないとか。もともと怠け者なんですよ。

  • 家族を持つことについて「怖い」っていう感覚は持って然るべきだと俺も思いますよ。昔は結婚して親になることが当たり前で、全員が半ば強制的にそうしていたわけじゃない?でも今は選択肢が増えて、「こうじゃないといけない」なんて決まりがなくなりつつある。自分で考えて選べるようになった分、そこに怖さが伴うのはごく自然だと思う。

  • 過去に傷つけられたことは忘れるけど、傷つけたことは簡単には忘れられない。人がそれを容易に出来るなら誰も酒なんか飲まない。

  • もし、本当に才能というものがあるのだとして、その最低限の才能とは自分に出来ることを見つけることではなく、自分には出来ないことを発見できる眼である。そして最後に残ったものに全神経を集中すれば、なんとかなるものなのである。

  • 例えばイラストレーターになりたいなら勝手に名乗ればいい・・・最後に、でも、売れてないんですけどね、と付け加えればいいんですよ。

  • 自分が役者として出る前は映画監督になることを考えていました。プロットを書いたりしてたんですよ。青春映画とか人間ドラマとかいろんなものを考えましたけど、通底しているのはエンターテイメントじゃないってことでしたね。どこか屈折している話ばかりでした。本当はディズニーみたいのを撮りたいですけど、思いつかないです。

  • 俳優になりたいと思ったこともないですし、今も自分が俳優かと言われるとそうは思わないんです。仕事は何ですかと聞かれたらイラストレーターですと答えていますし。多分、俳優の方からしたら僕は俳優ではないんだろうなと。まあ、これくらい中途半端な方がやりやすいですけどね。

  • 今の社会はなんか隊列を乱す人間を省いていこうみたいな、戦中に近いムードを感じるというか。少しでも自分たちの物言いに反する者はつるしあげていくというか。本来、自由であるべき社会から逸脱しかけている気がしますね。

  • 人生って、孤独か煩わしさしかないんです。孤独に耐えられない人は家族をつくって誰かと一緒に時を過ごす。でも、誰かと強いつながりを持つというのは、すごく煩わしさをともなうわけです。それが嫌な人はまた一人になって孤独を選ぶ。いい頃合いは、多分ないんでしょうね。

  • 「キミみたいなアンダーグランドの人間がなんでジャイアンツのファンなんだ」とかよく言われるけど、アンダーグランドの人間だからジャイアンツがギラギラして見えるんだ。

  • 女は、10代はクールな人、20代は面白い人、30代はお金持ち、40代はかまってくれる人、50代は健康な男を好きになるんだ。

  • 不倫している男は無責任だから、女にロマンチックな事を言うよ。

  • 30までに結婚すればいいっていう人がいるけど、30まで地球があると思ったら大間違いだよ。

  • その仕事で食えるかどうか考えたら、どんな仕事もどこかで怖くなるんだと思う。でも結局、ミュージシャンにしても、俺のまわりにいた役者さんでも、イラストレーターでも、やめなかった人はなんとか食えてましたよ。やめたら、食えなくなる。すごい才能がある人でもやめた人はいっぱいいるから、食えてる人=才能がある人じゃないと思う。

  • 俺、役者じゃないから、俺がどう映ろうかなんて全く考えてないんですよ。どういう風に立ち回れるかとか、最初の試写を見る時から役者さんは自分のをチェックするっていうんですけど、俺は気にならない。普通に泣いたりしてますから。出ることはアマチュアですけど、観ることはプロだと思ってるんで。最初から普通に映画として客観的にみるんです。

  • 「万引き家族」で描かれる家族がやっていることは、万引きとか、車上荒らしとか、明快に犯罪です。でも、明快な犯罪じゃなくても、人々には、絶対何かしらの「悪」が存在してるはずですよね。実はお父さんが不倫してるとか、お母さん人の陰口たたいているとか、その類いのものが。普通の家族ドラマって「善」として描かれやすいけど、ホントのリアルな家族って絶対そうじゃない。

  • 家庭をもってて幸せに包まれてヤるSEXよりも不倫とかで背徳の思いに包まれて路地裏でヤったほうが濡れるっていうから人間っていうのは恐ろしいものだよ。

  • 名言とは哲学者や文学者の机の上に飾られているモノではなく、僕らの足元に転がっているモノです。

  • 「おとな」っていうのは、言ってもしょうがないことを言うから「おとな」だと思うの。

  • つまんない大人になるくらいだったら幼児でけっこうだよ。

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リリー・フランキーについて

リリー・フランキーは福岡県出身のイラストレーター。多彩な才能で小説や、エッセイ、絵本の執筆、俳優業、作詞、放送作家、演出家などを幅広くこなすマルチタレント。2005年には長編小説「東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜」で本屋大賞を受賞、テレビドラマ化、映画化、舞台化された。2008年には映画「ぐるりのこと。」での好演によってブルーリボン賞・新人賞を受賞。2013年の公開の映画「そして父になる」と「凶悪」に出演したことで、キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、日本映画批評家大賞助演男優賞、伊丹十三賞を受賞。さらに「そして父になる」で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に選ばれた。

1963年(昭和38年)11月4日、福岡県北九州市小倉に生まれる。5歳から福岡県宮若市に移り、高校は大分県立芸術短期大学付属緑丘高校に進み、武蔵野美術大学を卒業。大学卒業後はライター、作詞家、イラストレーターとして活動。2001年、リリー・フランキーは石井輝男監督の「盲獣vs一寸法師」で主演を務め俳優としてデビュー。2003年、年4回発行の季刊文芸誌「en-taxi」を柳美里、福田和也、坪内祐三とともに創刊。リリー・フランキーは創刊号から2年間に渡って「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」をen-taxi上で連載する。「東京タワー」は「本屋大賞2006」を受賞し、200万部を超えるベストセラーとなり、テレビドラマ化、映画化、舞台化された。

リリー・フランキーは2000年代後半から俳優としての活動が増え、2008年、橋口亮輔監督の「ぐるりのこと。」でブルーリボン賞・新人賞を受賞。45歳という史上最高齢での受賞だった。2013年、「そして父になる」及び「凶悪」に出演し、キネマ旬報ベスト・テン助演男優賞、日本映画批評家大賞 助演男優賞、伊丹十三賞を受賞。「そして父になる」では日本アカデミー賞最優秀助演男優賞に選出された。2018年是枝裕和監督の「万引き家族」に主演。「万引き家族」はカンヌ国際映画祭において、最高賞であるパルム・ドールを獲得、日本アカデミー賞でも作品賞を受賞した。リリー・フランキー自身も日本アカデミー賞優秀主演男優賞に選ばれたが、惜しくも最優秀主演男優賞は逃した。