トルストイ

小説家

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トルストイの名言

トルストイの過去の名言をまとめた名言集です。

  • 敵は常にあるであろう。敵がないように生きることはできない。それどころではない、善良な生き方をすればするほど敵は多いのだ。

  • 人は善良であればあるほど、他人の良さを認める。だが愚かで意地悪であればあるほど、他人の欠点を探す。

  • 多くの人々は他人がどう変わるべきか知っている。しかし、自分がどう変わるべきか知っている者は少ない。

  • 一本のロウソクが多くのロウソクに火を灯すように、一人の心が他人の心を啓発し、多数の人々の心を啓発していくことができるのだ。

  • 忍耐とは待つことだ。だが受け身になって待つのではない、それは怠慢だ。忍耐とは、ゆっくりと、しかし力強く挑戦を続けることだ。

  • 男とは分数のようなものだ。分子が自分自身で、分母が自己評価である。分母が大きいほど、分数の値は小さくなる。

    出典:  「Leo Tolstoy: Spiritual Writings」

  • 愚かな人間は沈黙しているのが最もよい。だが、もしそのことを知ったならば、その人はもう愚かな人間ではない。

  • 他人の不幸の上に自分の幸福を築いてはならない。他人の幸福の中にこそ、自分の幸福もあるのだ。

  • 誰かを愛するとは、その人のありのままを愛することだ。その人がこうあって欲しいと思って愛するのではない。

  • 幸せを感じる時間を大切にせよ。愛し、愛されよ。それはこの世でたった一つの真実だ。他の全ては愚行である。

    出典:  戦争と平和

  • 人生の意義を探し求めようとしない者がいるならば、その人間は生きながら死んでいるのだ。

  • 結婚を幸せなものにするには、どれだけ両者が一致しているかよりも、不一致にどのように対処するかが重要である。

  • 人々は人生を良くするために、多くの賢明で困難なことに挑むが、もっとも単純で簡単な方法は採らない。それは人生を悪くしている行動をやめることだ。

  • 誰もが世界を変えたいと考えるが、誰も自分を変えようとは思っていない。

    出典:  「The Artist's Way at Work: Riding the Dragon」

  • 敵がいるのは当然だ。しかし、彼らのために苦しまないようにしなければならない。敵がいることが「苦痛でない」だけでなく、むしろ「喜びである」ように行動しなければならない。

  • 神のもとには大きなものも小さなものもありはしません。人生においてもまた、大きなものも小さなものもありはしません。あるものはただ、真っ直ぐなものと曲がったものだけです。

    出典:  トルストイ「光あるうち光の中を歩め」

  • お金は新しい形式の奴隷制である。それが古い形式の奴隷制と異なるところは、奴隷に対してなんら人間的な関係をもっていない非人格的なところである。

  • 永遠に比べたら、ほんの一瞬しか生きていられないのに、人生なんぞ苦しむに値するものだろうか。

  • すべての暴力は、戦うことなく相手を屈服させることは出来ようが、相手を従順にさせることは出来ない。

  • 戦いに勝つのは、必ず勝とうと堅く決心した者だ。

  • 世の中で間違いとされることが、間違いでなくなることはない。なぜなら大多数がその考えを共有するからだ。

    出典:  トルストイ「懺悔」

  • 人と会うと、最初にあなたは服装で判断され、別れる頃には理知で判断されている。

  • 尊敬とは、愛があるべき場所を埋めるために発明されたものだ。

    出典:  アンナ・カレーニナ

  • もし苦しみがなかったら、人間は自分の限界をしらなかっただろうし、自分というものを知らなかっただろう。

  • 一旦やろうと思い立ったことは気乗りがしないとか気晴らしがしたいなどという口実で延期するな。すぐに、たとえ見せかけであってもとりかかるべし。

  • 富は糞尿と同じく、それが貯蓄されているときには悪臭を放ち、散布される時は土を肥やす。

  • 我々は刑法を活用する前に、囚人を罰する前に、こういう不幸な人間が作られていく環境そのものを絶滅するように努めねばならない。

  • 時は過ぎ去るけれども、ひとたび発せられた言葉は、永久にあとに残る。

  • 人生には唯一つだけ疑いのない幸福がある。人のために生きることである。

  • 知性に則って生きるほど、人生を生きる意味がわからなくなる。

トルストイについて

トルストイはドストエフスキーツルゲーネフらと並ぶ、19世紀のロシアを代表する小説家。慈善活動で有名で、非暴力主義者としても知られ宗教的社会運動「トルストイ運動」を行った。。

1828年ロシアのヤースナヤ・ポリャーナで伯爵家の四男として生まれた。9歳で父を亡くし、叔母に引き取られる。1844年カザン大学東洋学科に入学したが、成績が悪く翌年法学部に転部。法学部でも成績は振るわず1947年に中退した。卒業後のトルストイは父の残した広大な土地で農場経営を始めるが失敗。軍隊に志願してコーカサス戦争やクリミア戦争を戦った。軍に所属しながら執筆した「幼年時代」が注目を集め、退役後は文筆活動に専念。「コサック」、「戦争と平和」、「アンナ・カレーニナ」などの傑作を発表し、世界的名声を得る。作家として成功したトルストイだったが、自らの人生の無意味さに悩み、1880年代にキリスト教をもとに自らの宗教・哲学思想を織り交ぜて物質よりも精神に重きを置く社会活動「トルストイ運動」を始めた。これ以降のトルストイは道徳や宗教に関する論文の執筆が増え、小説も教義的な内容のものが増えた。晩年の代表作としては、道徳に関する論文「人生論」、宗教の論文「神の国は汝らのうちにあり」、小説「復活」などがある。1910年肺炎により死去。享年82歳。

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