通常、人間は議論に負けても自分の所論や生き方は変えぬ生きものだし、負けたあと持つのは負けた恨みだけである。
司馬遼太郎 小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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その人を叱るよりも先に、その人の良さを引き出すためにはどうすればいいかをもっと考えてあげればいいんじゃないの?
テリー伊藤 テレビプロデューサー、タレント
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人の心を本当に動かすにはその人の体験から滲み出る行いと言葉しかない。知識だけでは人は共感を感じないからだ。
宮沢賢治 童話作家、詩人
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離れればいくら親しくってもそれきりになる代わりに、一緒にいさえすれば、例え敵どうしでもどうにかこうにかなるものだ。つまりそれが人間なんだろう。
夏目漱石 小説家
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人間は一般に内容からよりも外見から一層多く判断する。だれもみな眼は持っているが、洞察の才を持つものは稀である。
マキャヴェリ 政治思想家
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「原則としては賛成だ」と誰かが言う時、その人はそれを実行しようする意思を微塵も持っていない。
オットー・フォン・ビスマルク プロイセン王国首相、ドイツ帝国首相
司馬遼太郎の他の名言
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イデオロギーというものは宗教と同様それ自体が虚構であることを思わねばならない。虚構はその虚構に人が酩酊するときしか実在しない。
司馬遼太郎
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日本人は均一性を欲する。大多数がやっていることが神聖であり、同時に脅迫である。
司馬遼太郎
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ほとんどの人は、永く生きたようなつもりでいながら、じつは語るに足るほどの体験は数件ほどもない。短編小説として搾りとれば三遍もできあがらない。
司馬遼太郎
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自然物としての人間は、決して孤立して生きられるようには作られていない。
司馬遼太郎
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古来、英雄豪傑とは、老獪と純情の使いわけのうまい男をいうのだ。
司馬遼太郎