司馬遼太郎

小説家

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司馬遼太郎の名言

司馬遼太郎の過去の名言をまとめた名言集です。

  • 正義というのは、人間が人間社会を維持しようとして生みだしたもっとも偉大な虚構と言えるかもしれない。たしかに自然と現実から見れば、虚構にすぎない。が、その虚構なしに人間はその社会を維持できないという強迫概念をもっている。

  • 基準を学問という。基準のない人間は、人から信用されない。美でもない。美でもなければ人から敬愛されない。

  • 奇策とは百に一つも用うべきではない。九十九まで正攻法で押し、あとの一つで奇策を用いれば、みごとに効く。奇策とはそういう種類のものである。

  • 財政の独立なくては、思想の独立もなく、行動の自由もない。

  • 世の中の人は何とも云えばいへ。我がなすことは我のみぞ知る。

  • 智恵よりも大事なのは覚悟や、と。覚悟さえすわれば、智恵は小智恵でもええ、浅智恵でもええ、あとはなんとかなるやろう。

  • いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ。

  • 人間は、鎖の一環ですね。はるかな過去から未来にのびてゆく鎖の。

  • 歴史とはなんでしょう、と聞かれるとき、「それは、大きな世界です。かつて存在した何億という人生がとこにつめこまれている世界なのです。」と、答えることにしている。

  • 親分―英雄―は流民に食を保障することによって成立し、食を保障できない者は流民に殺されるか、身一つで逃亡せざるをえない。

  • 男はどんなくだらぬ事ででも死ねるぞという自信があってこそ、大事を成し遂げられるものだ。

  • 四、五十人も人数が集まれば、一人ぐらいは異論家はいる。いるのが当然でもある。その一人ぐらいの異論を同化できぬ己を恥じろ。

  • 金よりも大事なものに評判というものがある。世間で大仕事をなすのにこれほど大事なものはない。金なんぞは、評判のあるところに自然と集まってくるさ。

  • 仕事というものは全部をやってはいけない。八分まででいい。八分までが困難の道である。あとの二分は誰でも出来る。その二分を人にやらせて完成の功を譲ってしまう。それでなければ大事業というものはできない。

  • 欲は才を走らせる火のようなものだ。

  • 世に生きものというのは、人間も犬も虫もみな同じ衆生で、上下などはない。

  • 鋭さを面にあらわして歩いているような男は才物であっても第二流だ。第一流の人物というのは、少々、馬鹿にみえている。

  • 小説というものは、迷っている人間が書いて、迷っている人間に読んでもらうものなのです。

  • 勇気と決断と、行動力さえもちあわせておれば、あとのことは天に任せればよい。

  • 智は時に深く秘せられなければならない。

  • 世のためにつくした人の一生ほど、美しいものはない。

  • 宗教は人間を飼い慣らす装置である。

  • 教育なんて人からされるものじゃないんだ。

  • 物事を利害で考えてゆこうという頭のはたらきは、じつに複雑な思慮や分析力を必要とするが、正邪のほうは判断も簡単で済み、しかもそれがことばであらわされるとき、短剣のような鋭さで相手に訴える。

  • 衆人がみな善をするなら、おのれ一人だけは悪をしろ。逆も、またしかり。

  • 人よりも一尺高くから物事を見れば、道はつねに幾通りもある。

  • 相手を説得する場合、激しい言葉をつかってはならぬ。結局は恨まれるだけで物事が成就できない。

  • 地球を動かしているのは、思想ではなく経済だ。

  • 事をなさんとすれば、智と勇と仁を蓄えねばならぬ。

  • 食欲と性欲と睡眠欲が三大本能として、四番目は教育する本能、そして教育を受けたくなる本能かもしれません。

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