スタンダール

フランスの作家

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スタンダールの名言

スタンダールの過去の名言をまとめた名言集です。

  • 天才の特徴は、凡人が敷いたレールに自分の思想をのせないことである。

    出典:  スタンダール「赤と黒」

  • 情熱を持って恋したことのない人間には、人生の半分、それも美しいほうの半分が隠れされている。

  • 女に愛されていることが確かであると、男は、彼女の顔が他の女より美しいか、美しくないかを検討する。女心がわからないと、顔の事などを考える余裕を持てない。

  • われわれが経験し得る、いつまでも変わらぬ、最も長続きする喜びは、自己に満足するという喜びだ。

  • 広く好かれれば好かれるほど、深く好かれないものだ。

    出典:  スタンダール「恋愛論」

  • 軽蔑というのは、馬鹿丁寧な言葉のうちにいつも巧みに隠されている。

  • 人生における私たちの不幸のほとんどは起こった出来事に対しての間違った解釈から来ています。幸福への大きなステップは出来事を的確に判断することです。

  • 歴史家に必要な第一の要件は、発明するという能力を持たないことだ。

  • 恋は甘い花である。しかしそれを摘むには、恐ろしい断崖の端まで行く勇気がなければならない。

  • 恋というものはなんとおそろしい情熱だろうか。それなのに、世間の嘘つきどもは、恋をあたかも幸福の源泉のように言っている。

    出典:  スタンダール「パルムの僧院」

  • 恋の喜びは愛することにある。人は相手に起こさせる情熱よりも自ら感じる情熱によっていっそう幸福になる。

  • 急勾配の山に登頂して上に腰を下ろす旅人は、ほっと一息入れるのが限りない喜びであるが、もし、永久にそうやって休息しているように無理強いされたら、彼は幸福であるだろうか。

  • 快楽は一種の贅沢である。これを味わうためには、必需品である安堵が、少しでも脅かされてはならない。

    出典:  スタンダール「恋愛論」

  • 彼らが良識と呼んでいるものは、老化現象の始まりに過ぎない。

  • 恋愛が与えうる最大の幸福は、愛する人の手をはじめて握ることである。

  • 羊飼いは羊に対し、お互いが共通の利害を持つと説得を試みるものだ。

  • 言葉は考えを隠すために人間に与えられたものである。

    出典:  スタンダール「赤と黒」

  • 人生はあまりにも短く、そして退屈し浪費した時間は決して取り戻すことができないのだ。

  • 愛しい女にはあんな長所、こんな長所があると君が信じて疑わないのは、ひとえに想像力のなせるわざである。

  • 人間がこの世に存在するのは、金持ちになるためでなく、幸福になるためである。

  • 幸福に多くの形があるように、美にも多くの様式がある。

  • 自然でも、芸術でも、究極の美は、光の速さで一つの愛の記憶を蘇らせる。

  • 神ができる唯一の言い訳は、彼が存在しないということだ。

  • 真の情熱を持った場合、人は自分本位になるものだ。

  • 恋が生まれるまでは美貌が看板として必要である。

  • 自分に欠けているものなど考えても、不幸になるだけ。

  • 恋は他の感情とは違って、未来の期待よりも、過ぎ去った過去の記憶ほうがつねに勝るのである。

  • 男は、俗っぽい女が与え得るすべてのものを受け取るより、いつの日か愛する女に気に入られるという、きわめて当てにならない機会を夢見るほうを好む。

  • 偉人は鷲のようなものだ。高く上れば上るほど、人からは見えなくなる。孤独は偉大になるための代償なのだ。

  • 情熱というものは、人生におけるひとつの偶然の出来事にすぎない。この偶然は優れた人間の心にしか起こらないものだ。

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スタンダールについて

スタンダールは19世紀に活躍したフランスの小説家。代表作に「赤と黒」、「パルムの僧院」など。また恋愛に関して独自の見解を綴った随筆集「恋愛論」も有名。

1873年フランス・グルノーブルの裕福な弁護士の子として産まれる。理工系のエリート養成校エコール・ポリテクニークに入学するが、中退し軍隊に入隊する。入隊はしたもののスタンダールは兵士としての能力は高くなく、軍の会計係に転向。そこでキャリアを積んで昇進し帝室財務監査官にまでなった。しかしフランスの皇帝だったナポレオンが権力を失うのに伴ってスタンダールも軍での居場所を失い、退職した。

軍を退官したスタンダールは文筆活動を始め、当初は芸術の評論や芸術の歴史についての書籍を書き、「ハイドン・モーツァルト・メタスターシオ伝」、「イタリア絵画史」、「ローマ・ナポリ・フィレンツェ」などを発表。1818年に知り合った恋人マチルデ・デンボウスキとの失恋をきっかけに恋愛について分析した随筆集「恋愛論」を書き上げ1822年に発表。1827年処女小説「アルマンス」、1830年に小説「赤と黒」、1839年に小説「パルムの僧院」を発表した。1842年スタンダールは突然の発作に襲われ死去。享年59歳。執筆中だった自伝「エゴチスムの回想」及び「アンリ・ブリュラールの生涯」、小説「リュシヤン・ルーベン」と「ラミエル」は未完に終わった。