井原西鶴
浮世草子作家・俳諧師
井原西鶴の名言
井原西鶴の過去の名言をまとめた名言集です。
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憂うる者は富貴にして憂い、楽しむ者は貧にして楽しむ。
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その身に染まりては、いかなる悪事も見えぬものなり。
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生あれば食あり、世に住むからには何事も案じたるがそんなり。
出典: 「日本永代蔵」
解説: 生きていさえすれば、食べていくことはどうにかできるものである。世の中というのは、何事も心配していては損である。あれこれ心配ばかりしていては、人生を楽しむことができないものだ。
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富貴は悪を隠し、貧は恥をあらはすなり。
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人の心程、かわり易きはなし。
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その身はたらかずして、銭が一文天から降らず、地から湧かず。
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美女は、命を断つ斧。
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世の中に下戸の建てたる蔵もなし。
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人間は欲に手足のついたものぞかし。
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商人、職人によらず、住み慣れたるところを変わることなかれ。石の上にも三年と俗言に伝えし。
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世の中はかしこきものにて、又だましやすく候。
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世に銭ほど面白き物はなし。
出典: 井原西鶴「日本永代蔵」
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一日まさりになじめば、人ほどかわいらしき者はなし。
出典: 井原西鶴「好色二代男・西鶴諸国ばなし」
井原西鶴の名言を見ている方へお薦めする名言
井原西鶴の残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。
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我を忘れて没頭できること、本気で夢中になれることなら、どんなにアホなことでもいい。周囲の目や批判を気にして「世間のルール」に合わせようなどとしてはいけない。世間の常識から外れたことをすると、つらい目に遭ったり、恥ずかしい思いをすることもあるだろう。でも、それは甘んじて受ける。忍耐もする。何しろ好きなことをやっているんだから。それが楽しければ、世間との食い違いが起きても慌てず騒がず、ひたすら自分の道を進めていけばいい。ばく進あるのみです。
水木しげる 漫画家
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行政が決めたというものは、ISDNや昔のハイビジョンなど、あまりうまくいっていません。競争原理の中で育ったものを採用していく方が、有益なのではないでしょうか。経験則から、行政にものを決めさせない方がいいと思ってしまうのです。
西村博之 2ちゃんねる開設者
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日本にはベンチャーを生み出す環境が整っていません。若い世代の皆さんは、ビジネスに関してたいへん豊かなアイデアをお持ちです。しかし、規制があまりにも多くて、ベンチャーを起こせない。まずはこの規制緩和が、日本経済の活性化のための最重要課題だと考えます。 また、「寄らば大樹」の日本社会では、中小企業家、ベンチャー経営者に良いイメージを持つ人が少ないことも問題です。大企業で働いていること、あるいは官僚や公務員という肩書きの方が、ステータスが高いわけです。
稲盛和夫 京セラ創業者
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雑音を消す方法はたったひとつ、レースで勝つしかない。
武豊 騎手
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「日本が輝きを取り戻す時代はもう来ない」と考える向きもあるようですが、それは私たちの努力次第でしょう。日本の先行きは暗いとよくいわれますが、優秀な人材と技術を日本は持っている。それを活用して、もっと世界に出ていくべきなのです。日本の人口は減少傾向にありますが、世界の人口は増え続けています。大事なことは、チャンスを自分でつかむことです。
竹中平蔵 経済学者、政治家
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その人自身が経験しないと全ての意味がわからない真実というものが多く存在する。
ジョン・スチュアート・ミル 哲学者、思想家
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愛国心とは、家族を愛することと近いかなと。自分の国を家族と思えることが愛国心かなと。ただ問題なのは自分の国しか愛せないこと。それは悲しいことだし違うと思う。
本田圭佑 サッカー選手
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私は企業が国の富を生み出し、社会をより良くする存在だと信じています。
宮内義彦 元オリックス社長
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人間とは、どいつもこいつも、いよいよとなると、けちな願いしかしないものだ。
星新一 小説家
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もうお金が全てを解決してくれる時代は過ぎちゃったのよ。日本てのは政治がどんなになかろうが、経済が何もかも支えてくれる国だったから、リーダーなんて誰でも良かったのよ。超経済大国として、それだけでやっていけた。
マツコ・デラックス タレント
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ひとりで見る夢はただの夢、みんなで見る夢は現実になる。
ジョン・レノン ミュージシャン
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よく「仕事をして、お金が手に入ることで、周りから認められる」と思っている方がいますよね。ぼくは、そう思えません。卵と鶏どっちが先か、ではないですが、順番が違う気がするからです。
宮本亜門 演出家
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自然はけっして我々を欺かない。我々自身を欺くのは、つねに我々である。
ジャン=ジャック・ルソー 哲学者
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権力は肉体を奪えても自由は奪えない。
遠藤周作 小説家
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製造業は1円のコストダウンが生死を分けるといわれています。1円を大事にするというのは、決して空疎な精神論ではありません。1円の重みというのは、私たちが日々実感していることなのです。売上高3兆円、利益900億円というと非常に大きなビジネスをしているように見えますが、実際には1部品あたり1円50銭の利益を積み上げた結果にすぎません。もし1部品あたり1円50銭のコストダウンができれば利益は倍増しますが、反対に1円50銭コストアップになれば利益は吹き飛んでしまいます。
鈴木修 元スズキ株式会社社長
井原西鶴について
井原西鶴は江戸時代前期に活躍した。「好色一代男」、「好色五人女」、「好色一代女」、「日本永代蔵」、「世間胸算用」などを残した浮世草子作家であり、俳諧師。俳諧とは連歌から枝分かれした歌のことで、より自由で遊びがあるのが連歌との違いである。
1642年(寛永19年)大阪生まれ。若い頃は俳諧の連歌を歌う俳諧師として活躍し、各地で俳諧の興行を行ったり、興行で作った俳諧を出版するなどしていた。1682年(天和2年)41歳となっていた井原西鶴は、浮世草子の第一作「好色一代男」を刊行する。好色一代男は庶民の男性の自由気ままな生活を滑稽さと官能性をもって表現した娯楽性の高い物語で、人気を博した。好色一代男以降、こういった滑稽さをもって人間を肯定的に描く作品を「浮世草子」と呼ぶようになり、それまでの仮名草子と区別されるようになる。井原西鶴は好色一代男の成功の後、「好色五人女」、「好色一代女」、一介の町人が江戸時代の経済を生き抜き、金持にになっていくさまを描いた「日本永代蔵」、一年の締めくくりである大晦日の商人の金の貸し借りのさまを描いた「世間胸算用」などを発表。井原西鶴は江戸時代を代表する作家となった。1693年(元禄6年)死去。享年51歳。