戦後の日本人はいつの間にか、働くことと利を得ることを一緒にして利を得るためにだけ働くようになった。利がすべての目的に変わった。利のためにほかのものを多少は犠牲にしていいという風潮が社会を支配した。
遠藤周作 小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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労働者階級にとっての最大の不幸は何か?それは生存は保証されず、生産手段をもたない裸の存在であり、その代わり売るものは唯一つ、「労働力」であり、生きるも死ぬも、これにすべてがかかっている。
カール・マルクス 経済学者、思想家
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多くの場合、個人の利益の追求こそが社会を豊かにするのだ。それは豊かな社会を目的とするよりもずっと効果的だ。私は公益のために商売をなした者が成果を上げた例を知らない。
アダム・スミス 経済学者
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道徳を忘れた経済は、罪悪である。経済を忘れた道徳は、寝言である。
二宮金次郎(二宮尊徳) 農政家、幕臣
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私たちの足取りを便宜や効率といった名前を持つ最悪な犬たちに追いつかせてはなりません。私たちは力強い足取りで前に進んでいく非現実的な夢想家になるのです。
村上春樹 小説家
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貧となり富となるのは偶然ではない。富もよってきたる原因があり、貧もそうである。人はみな、財貸は富者のところに集まると思っているが、そうではない。節倹なところと、勉励するところに集まるのだ。
二宮金次郎(二宮尊徳) 農政家、幕臣
遠藤周作の他の名言
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人間はみんなが美しくて強い存在だとは限らないよ。生まれつき臆病な人もいる。弱い性格の人もいる。メソメソした心の持ち主もいる。けれどもね、そんな弱い、臆病な男が自分の弱さを背負いながら一生懸命美しく生きようとするのは立派だよ。
遠藤周作
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どうせ人生の本質は辛く人間は孤独なぐらい百も承知している。だからそれだけ余計に明るく楽しく振る舞おうという決心を私はこの十年間に持ち続け更にその気持を強くしている。
遠藤周作
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人生が愉快で楽しいなら、人生には愛はいりません。人生が辛く、みにくいからこそ、人生を捨てずにこれを生きようとするのが人生への愛です。だから自殺は愛の欠如だと言えます。
遠藤周作
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敵も味方も自分らが正しいと思えばこそ戦が起るのだ。
遠藤周作
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自分が弱虫であり、その弱さは芯の芯まで自分に付きまとっているのだ、という事実を認めることから、他人を見、社会を見、文学を読み、人生を考えることができる。
遠藤周作
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魅力あるもの、キレイな花に心を惹かれるのは、誰でもできる。だけど、色あせたものを捨てないのは努力がいる。色のあせるとき、本当の愛情が生まれる。
遠藤周作
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誰かを愛するということは、その人を「信じよう」とする意志にほかならない。もしくは信じる賭けをなすことにほかならない。
遠藤周作
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権力は肉体を奪えても自由は奪えない。
遠藤周作
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生活と人生はちがいます。生活でものを言うのは社会に同調するためのマスクです。また社会的な道徳です。しかし人生ではこのマスクで抑えつけたものが中心となるのです。
遠藤周作