灰谷健次郎
児童文学作家
灰谷健次郎の名言
灰谷健次郎の過去の名言をまとめた名言集です。
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悪漢をやっつけて喜ぶのはテレビや映画の観客だけ。そんな感情は、人生には何の役にも立てへんねん。
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人に好き嫌いがあるのは仕方がないが、出合ったものは、それが人でも、ものでも、かけがえのない大事なものじゃ。
出典: 「天の瞳」
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知らなくてはならないことを、 知らないで過ごしてしまような、 勇気のない人間になりたくない。
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人間の優しさや楽天性の通らない社会は、何処かに大きな病巣を抱えているものだ。 人間の犯す罪の中で最も大きな罪悪は、人が人の優しさや楽天性を、土足で踏みにじることだろう。
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自分の方に理があると思っているときほど、よく考えて行動しなくちゃいけない。居場所のなくなった相手に、自分の方に理があるからと言って、一方的に攻め立てるのは、本当に勇気のある人がすることなの?
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人は悪いこともして人間になる、とでも言うんかな。自分の欲望に負け、みっともないことをして自分を知る。そういうこともあるやろ。
出典: 「天の瞳」
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知らなくてはならないことを、知らないで過ごしてしまような、勇気のない人間になりたくない。
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自分にカッコ悪い、というのが一番大事や。人の目なんかは、本当はどうでもええんや。カッコつける、というのは人の目を意識しての行動やろ。そこらあたりをうろちょろしてる奴は、スケールが小さい。自分に対して恥ずかしいかどうかを考えられる奴が大物や。
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人の仕事はこれまで、色々学ばせてもらったことへのお礼。いつも人の役に立っているという、心棒がなければそれは仕事ではない。
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出合いを大切にすると、見えなかったものが見えてくる。好き嫌いが激しいと、せっかくの出合いを遠ざけてしまい、見えるものまで見えなくなってしまう。
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負けず嫌いもいいけど、度を越すと性格歪むよ。
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神様が、人間に授けてくれた記憶という宝物は、つまらんことを覚えるためにあるわけじゃない。自分につながった人間の魂を、いついつまでも覚えていて、その人を生かしておくためにある。死んだ人を生かし続けるのは、たぶん人間だけじゃろ。
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強いものは、柔らかくて優しい。
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仕事が深ければ深いほど、いい仕事であればあるほど、人の心に満足と豊かさを与える。
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人は時に憎むことも必要な場合もあるのでしょうけれど、憎しみや怒りにまかせて行動すると、その大事なところのものが吹っ飛んでしまうのが怖い。憎しみで人に接していると、人相が悪くなるわ。正義もけっこうだけど、人相の悪い人を友達に持ちたくない。
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力が強くても正しくなければ、それは暴力と同じです。悪い人が暴力を振るっても、すぐにやり返して傷つけたりせず、正しいことを教えるのも、愛のひとつです。
出典: 「天の瞳」
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あなたの知らないところにいろいろな人生がある。あなたの人生がかけがえのないように
あなたの知らない人生もまたかけがえがない。
人を愛するということは知らない人生を知るということだ。出典: 灰谷健次郎「ひとりぼっちの動物園」
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生身のじいちゃんはやがてこの世から消えていくが、おまえの心に宿っているじいちゃんは、いつまでも生き続けるわい。
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自分の子どもの行動を、他人や友達のせいにするような 薄汚い親だけにはならんとこ。
灰谷健次郎の名言を見ている方へお薦めする名言
灰谷健次郎の残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。
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自分の価値観で人を責めない。一つの失敗で全て否定しない。長所を見て短所を見ない。心を見て結果を見ない。そうすれば人は必ず集まってくる。
吉田松蔭 教育者、思想家
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あなたの運命が形作られるのは、あなたが決断する瞬間なのです。
アンソニー・ロビンズ 自己啓発トレーナー
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言いたいことを言うんではなく言うべきことを言う。
林修 予備校教師、タレント
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私たちの人生を決めるのは、何を所有しているかではない。世の中に対してどのように貢献するかで決まるのだ。
アンソニー・ロビンズ 自己啓発トレーナー
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自分をその人より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。また、その人を自分より優れているとも、偉大であるとも思わないこと。そうした時、人と生きるのがたやすくなる。
トルストイ 小説家
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成功するせぬは、もとより問うところではない。それによって世から謗されようと褒められようと、自分に関することではない。自分は志を持つ。志士の尊ぶところは何であろう。心を高く清らかにそびえさせて、自ら成すことではないか。
吉田松蔭 教育者、思想家
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陸上競技はやはり「勝つことすなわち金メダルを獲ることが成功」というのが一般的な認識になる。その意味では、世界陸上選手権で3着どまりだった僕の競技者としての人生は、失敗だったのだと思います。でも、そのこと自体に後悔はないし、身体能力に恵まれた人たちと海外で向き合って、よくあそこまでやったなという満足感はあります。
為末大 陸上選手、世界陸上400mハードル銅メダリスト
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正しい理屈や理論じゃないものが人間を動かすこともある、それを信じてもいいんじゃないかとぼくは思います。
谷川俊太郎 詩人、翻訳家
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夢とは見続けるものではなく、現実させるべきものだ。夢に日付を入れて、今日の行動を変えていくのである。当然、そのプロセスにおいて、どうしても計画に狂いが生じてくる。予測不可能な明日なんていくらでもある。それは、その都度計画を書き直しながら進むのだ。だたし、夢の現実と決めた日付だけは変更してはならない。
渡邉美樹 ワタミ創業者
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私にとって、サッカーは人生そのものだ。人生からは逃げられない。
イビチャ・オシム サッカー監督
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手と手がはなれたら、またつなげばいいだけのことなんです。
奥田民生 ミュージシャン、音楽プロデューサー
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幸福だけの幸福はパンばかりのようなものだ。食べられはするが、ごちそうにはならない。無駄なもの、無用なもの、余計なもの、多すぎるもの、何の役にも立たないもの、それが私は好きだ。
ヴィクトル・ユーゴー 小説家、詩人
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自分と同じであることを「正しい」とか「当然だ」と過度に思い込まないようにさえすれば、「私」とどう違うのか、どのくらい近いのか遠いのか。そのスケールをもとに質問を広げていくことは、有効な手立ての一つとなり得ます。
阿川佐和子 タレント、作家
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私が自分だけのために働いているときには、自分だけしか私のために働かなかった。しかし、わたしが人のために働くようになってからは、人も私のために働いてくれたのだ。
ベンジャミン・フランクリン アメリカの政治家、科学者
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この世はあなたが何者かを問うだろう。あなたがそれを知らなければ、この世が教えてくれるであろう。
カール・ユング 精神科医
灰谷健次郎について
灰谷健次郎は「兎の眼」、「太陽の子」で知られる児童文学作家。もともとは小学校教師として17年間働いており、その傍ら児童詩誌「きりん」に携わっていた。退職してアジア各地を放浪したのちに小説家デビューした。
1934年(昭和9年)神戸市生まれ。生家は貧しく、定時制高校を経て大阪教育大学学芸学部卒業、地元で小学校教師となる。小学校で働く傍ら終戦後に大阪で発行された児童雑誌「きりん」にも関わっていた。1962年、灰谷健次郎は文芸雑誌「新潮」に「笑いの影」を掲載。「笑いの影」は被差別部落出身の中学生が暴力、強姦などをはたらくという内容で、灰谷健次郎は部落解放同盟から批判を受けた。小学校教師としては1971年まで17年間働き、1974年「兎の眼」で小説家デビューした。「兎の眼」はいきなりミリオンセラーとなる成功を収めた。以降「太陽の子」、「ひとりぼっちの動物園」、「子どもの隣り」、「天の瞳」、「ろくべえまってろよ」などを発表。1997年(平成9年)神戸連続児童殺傷事件において、新潮社の写真週刊誌「フォーカス」が加害者少年の写真を掲載したことに対し、灰谷健次郎は抗議。新潮社が出版していた灰谷健次郎自身の著作の版権を全て引き上げ、新潮社と絶縁状態となった。2006年(平成18年)食道がんのため死去。享年72歳。