ひとつを解くことはおそらく、もうひとつをより明快に解くことになるはずだ。
村上春樹 小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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人間は自分の力も自分で試してみないうちは分かりません。握力などは一分でためすことができるが、自分の忍耐力や文学上の力や強情の度合などは、やれるだけやってみないと、自分で自分に見当のつかないものなのです。
夏目漱石 小説家
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努力しないよりは、努力したほうが漫画家として成功する可能性は高くなりますよ。絵は描いていれば自然に上手くなる。描かずにおるとダメなんです。たくさん描くことがいいんです。ただ、ストーリーは才能が要るんです。
水木しげる 漫画家
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自分に付加価値を付けるには「人のしていないことをする」ことです。僕が放送作家を始めた当時、SMクラブがはやっていたんです。でも、その割には実際に行ったことのある人がいない。ならば行ってやろう、と。翌日、みんなの前で「僕、昨日SMに行ってきたんです」と話したら「お前すげえな!」と、それまで僕に興味なかった大人たちが初めて僕の話を聞いてくれた。
鈴木おさむ 放送作家
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「できない、無理、やだ」は、なにかに挑戦する前からあきらめ気分になっているとき、思わず出てくるもので、自分の可能性を封じ込めてしまう言葉です。
松岡修造 元プロテニスプレーヤー
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自分でない何者かになろうとしていたら、私は自分を見失っていただろう。
ジャック・ウェルチ ゼネラル・エレクトリックCEO
村上春樹の他の名言
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傲慢に聞こえるかもしれないけれど、いま、それなりの年齢になってみて、学ぶべきものはだいたい学んだなという印象があるんです。あとはもう、自分の手で自分の方法を拓いていくしかないんですよ。道のないところに何とか道をつくっていくしかない。
村上春樹
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秘密というのはそれを知っている人間が少ないからこそ秘密なのだ。
村上春樹
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好奇心というのは信用のできない調子のいい友達と同じだよ。君のことを焚きつけて、適当なところですっと消えてしまうことだってある。
村上春樹
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多くの人は枠組みが必要で、それがなくなってしまうと耐えられない。いろんな檻というか囲い込みがあって、そこに入ってしまうと下手すると抜けられなくなる。
村上春樹
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僕は小説家として、本当に欲が深いんですよ。でも、すべての小説家は自分の書くものに対して欲深であるべきなんじゃないのかなとも思います。現状で満足していたらどうしようもないですから。
村上春樹
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僕は違う自分になることによって、それまでの自分が抱えていた何かから解放されたいと思っていたんだ。僕は本当に、真剣に、それを求めていたし、努力さえすればそれはいつか可能になるはずだと信じていた。でも結局のところ、僕はどこにもたどりつけなかったんだと思う。僕はどこまでいっても僕でしかなかった。
村上春樹
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あなたの退屈さはあなたが考えているほど強固なものじゃないかもしれない。
村上春樹
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どれほどこっそり息を潜めていても、そのうちに誰かが必ずあなたを見つけ出します。
村上春樹
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人間は誰でも何かひとつくらいは一流になれる素質があるの。それをうまく引き出すことができないだけの話。引き出し方のわからない人間が寄ってたかってそれをつぶしてしまうから、多くの人々は一流になれないのよ。そしてそのまま擦り減ってしまうの。
村上春樹
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翻訳って究極の精読なんですよ。一字一句をゆるがせにできない中で熟読するので、すごく小説の勉強になる。作家や文壇との付き合いもほとんどない僕にとっては、翻訳が唯一の文章修業みたいなものでした。わからないところがあれば、一日中、たった一行の文章とにらめっこして考え込むのは、小説を書くうえでもいい頭の運動になるんです。
村上春樹