しかし歩かない。僕はなにも歩くためにこのレースに参加したんじゃない。走るために参加したのだ。そのために――そのためだけに飛行機に乗ってわざわざ日本の北端にまでやってきたのだ。どんなに走るスピードが落ちたとしても、歩くわけには行かない。それがルールだ。
村上春樹 小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
-
賢い奴は何も言わなくても解ってる。馬鹿は言っても解らない。
立川談志 落語家
-
そんなものはもう古い?古くて結構。ここ十年、新しいものでまともなものがひとつでもあったのか。新しいものはすべてクズだったではないか。
伊集院静 小説家、作詞家
-
日本は核兵器を持つべきだと思っています。持ったって、絶対に使えない。しかし日本が核兵器開発のためのコンピュータを使ってシミュレーションするだけで、日本の存在感は変わってくると思います。
石原慎太郎 作家、政治家
-
ドクロマークは「骨となっても私は戦うぞ」という意志の表明。人を威嚇したり、驚かすためのものじゃない。誰が使おうと自由な旗印で、世界中共通して何の敵意もない印。
松本零士 漫画家、イラストレーター
-
哲学は思考の顕微鏡である。
ヴィクトル・ユーゴー 小説家、詩人
村上春樹の他の名言
-
俺はときどき目を閉じて、その言葉を何度も何度も頭の中で繰り返す。すると気持ちが不思議に落ち着くんだ。冷たくても、冷たくなくても、神はここにいる。
村上春樹
-
人生は考え抜くものじゃなく生きるものなのよ。
村上春樹
-
文章という不完全な容器に盛ることができるのは不完全な記憶や不完全な想いでしかない。
村上春樹
-
我々はその哀しみを哀しみ抜いて、そこから何かを学びとることしかできないし、そしてその学びとった何かも、次にやってくる予期せぬ哀しみに対しては何の役にも立たないのだ。
村上春樹
-
誰にも進化を選り好みすることはできん。それは洪水とか雪崩とか地震とかに類することです。やってくるまではわからんし、やってきてからでは抗いようがない。
村上春樹
-
宗教とは真実よりもむしろ美しい仮説を提供するもの。
村上春樹
-
どれだけ進行を遅らせたところで、老いは必ずその取りぶんを取っていく。
村上春樹
-
想像というのは鳥のように自由で、海のように広いものだ。誰にもそれをとめることはできない。
村上春樹
-
人が生きていくためにはそういうものが必要なんだ。言葉ではうまく説明はつかない意味を持つ風景。
村上春樹
-
懲りるのは良いことだ。人は懲りると用心深くなる。用心深くなると怪我をしなくなる。良い樵というのは体にひとつだけ傷を持っているもんさ。それ以上でもなく、それ以下でもない。ひとつだけさ。
村上春樹