未来は暗いですよ。若い人たちを見ていると、知識はあるけど、知恵がない。ものを考えなさすぎる。偏差値教育、知識至上主義から来ている。偏差値がいいと、いい大学に入って、会社で出世もできる。だから、知識だけを詰め込んでいる。自分で考える知恵が足りないんです。
倉本聰 脚本家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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私も十二年間、毎年毎年、共産党の質問を聞いてきまして、だいぶ慣れたと思うんですが、それでも一言一言、神経を逆なでするね。これは共産党以外の日本人はみんなそうなんじゃないでしょうかね。これは本当にお気の毒だけど、ここまでいくと共産党というのはだんだん化石になって、そのうち埋もれちまいますよ。
石原慎太郎 作家、政治家
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私も十二年間、毎年毎年、共産党の質問を聞いてきまして、だいぶ慣れたと思うんですが、それでも一言一言、神経を逆なでするね。これは共産党以外の日本人はみんなそうなんじゃないでしょうかね。これは本当にお気の毒だけど、ここまでいくと共産党というのはだんだん化石になって、そのうち埋もれちまいますよ。
石原慎太郎 作家、政治家
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私は人間ではない。私はダイナマイトだ。…私は宗教的な人と接触したあとでは手を洗わずにはすませない。
ニーチェ 哲学者
倉本聰の他の名言
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バブルが始まる少し前、文明の進歩によりどんどん変化していく日本の中で、誰もが高揚していました。しかし僕は、日本はこんなに便利になってしまっていいのだろうか?という不安感を抱いていたのです。そこで電化製品にどっぷりと浸っている子供達が、電気も水道もない生活の中に放り出されたら、何をどう感じ、どう動くのか?それを描いてみたいと思った。それが『北の国から』の原点でした。
倉本聰
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自然界に右肩上がりのものはないんです。それなのに世の中の人たちは、もっと良くしろと年がら年中言っている。
倉本聰
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今の社会はこれだけ供給できるから、需要と消費を増やせと、拡大してきた。それをどこまで縮小できるかという視点が必要でしょう。上の方からの発想でなく、もっと下から物事を見て、視野や議論の場を広げなければいけない。原発で出るゴミの捨て場が決まらない中、幸せだけを享受している。民主主義は権利と義務の両輪で成り立つのに、権利だけで義務を果たしていない
倉本聰
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法の網はくぐれる。だが神の目はくぐれない。神の目、言いかえれば良心というものを失った民族には破滅しかあるまい。
倉本聰
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日本という国は、「ブレーキとバックギアのついていないスーパーカー」だと思っています。
倉本聰
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総理大臣をはじめ皆さんが戦争の実体を知りませんよね。まず自分は戦場に行かないというのが大前提。自分がグサリと刺されたり、爆撃を受けたりするイメージがない。国のためと言うと今の人たちは拒否反応を示しますけど、家族のためとなると違ってくる。僕ら戦争中の人間は、家族のためというのが一番大きかった。米ソ冷戦時代でも、ミグ戦闘機が毎日のように飛んできて、北海道にソ連が攻めてくるかもしれないという時期があったんです。そのとき、自分はどうするか、かなり具体的に考えました。まず山の中へ逃げるだろうけれど、かみさんや親しい人たちが捕まってしまったらどうするか。そのとき、僕は戦うだろう。家族や仲間を守るためには、相手を刺したり、ぶん殴って殺したりするだろうと思いました。暴力や残虐性は自分の中にあるし、人間の本性として家族が暴漢に襲われて拉致されかけたら戦うでしょう。しかし、今の政治家や官僚はそのイメージが持てているのだろうか。疑問ですね。
倉本聰
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物事の全体を俯瞰する視界を持ち、目の前の状況を自分にしっかり引き寄せて、「私ごと」として考える姿勢から始めてはどうだろうかと思います。
倉本聰
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現代社会は「生きること」の原点を支える要素や精神の立ち位置を隠し、目先の経済効率のみが重んじられているようです。そして、強大な力を持ってしまったお金の有無やその量で、社会活動が判断されるようになってしまったように感じます。
倉本聰
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僕はね、前年比という言葉が分からないんです。みんな前年より伸びないとダメと言うけど、前年と同じでいいじゃない。今の日本の「前年比感覚」は、自然と矛盾している気がするんですよ。前年比一辺倒から離れること。そこに本当の豊かさがあるはず。
倉本聰
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国が良くないから、誰も国を愛さず、国のために戦おうとならない。愛国心というと、右翼的な響きがあるけれど、故郷を愛する気持ちが一番の愛国心。政府がやっていることは、変な方向に愛国心を持っていっている気がします。戦争が嫌だという人は、殺されるのが嫌なのか、殺すのが嫌なのか。殺す方が怖いんです。殺すことは残酷だし、トラウマを抱えてしまう。そういうことを知った上で反対することが大切です。
倉本聰