物書きは、内証のことはとにかく、外面は「誠実」が第一、そして取りこぼしをせぬのが第二に大事。「なんだあいつは。ひょっとしたら馬鹿か」などと言われたくありません。せっかくこれまで、それだけは、と隠し通してきた苦心がすっかり水の泡になってしまうではありませんか。
井上ひさし 劇作家、放送作家、小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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大学生のころ、一緒に起業しようと言っていた人間が4、5人いたんですけど、やっぱり就職するよと一人減り、二人減り、最後には自分だけになっちゃったっていう苦い経験があったので、今度はしっかりと自分についてきてくれる仲間を探そうと思ったんです。
平野岳史 フルキャスト創業者
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会社がいよいよ駄目になったら、みんなと一緒に乞食をするまでだ。
出光佐三 出光興産創業者
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私はソフトバンクの孫正義さんに10年余り仕えましたが、経営会議では孫さんのぶち上げる途方もない買収提案にストップをかけるのが大きな役割でした。次々に計画する大型買収にCFOとして真正面から反対を唱えたことが何度もあります。「駄目です。それをやったら会社はつぶれます」とズバリ言ったこともあります。
北尾吉孝 SBIホールディングス創業者
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虚業と実業の差。説明しなければ理解してもらえない人が、いくら言い訳じみた事を話しても、理解されないもの。それが自分でわからないから、その手の人はそうするのだろうがそんな愚かなことはない。それを僕は、哀れだと思うし、ぶっちゃけ、そういうタイプの人達を僕は相手にしたくない。
松浦勝人 エイベックス創業者、音楽プロデューサー
井上ひさしの他の名言
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被爆国がこれから増えないという約束はどこにもない。
井上ひさし
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不況でまっさきに売れ行きの落ちるのは紳士もので、次が婦人もの、そして最後まで安定しているのが子どもものだそうである。子どもをできるだけ辛い目にあわせたくない、という親心がこの短い噂ばなしに滲み出ている。
井上ひさし
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駄洒落愛好者たちとは、「別の見方がないだろうか」「他の立場に立てばどうであろうか」という思いやりや心のやさしさや咄嗟の機転をあわせ持った人間たちのことなのである。
井上ひさし
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今、地球の上には大きな核爆弾がぶら下がっている状態で、「もしかしたら未来の自分は核を体験することになるかもしれない……」という思いは残念ながら世界中の人にあります。決して被害者としての立場を強調したいわけではなく、大きな核爆弾がぶら下がっているこの状態をどうしたらいいのかをともに考えたい。
井上ひさし
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日本人というのは哲学やってもしようがないんですね。なにしろ、宇宙の果てがどうなっているか、星空を見上げないから考えない。一生考えたってわかりっこないんだから考えない。
井上ひさし
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一番大事なことは、自分にしか書けないことを、誰にでもわかる文章で書くということ。
井上ひさし
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人々に何か届けたい、人々とともに生きたい、そういう方向性が無いと入場料を貰えない気がする。
井上ひさし
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難しくて、訳がわからなくて、やっと読みとくと、実にくだらない、平凡な、「そんなこと俺だって考えているよ」といった中身。難しい、訳のわからない文章でごまかして書いているのが、なかなか多いんですね。
井上ひさし
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第二次大戦の時だって、反対する人はいました。でも、そのときの空気がそれを認めなかった。私たちは空気で動き、空気が先導した結果だから、誰も責任を取らないんです。そのときそのとき空気は人間ではないから、責任をとることができないのです。
井上ひさし
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劇場で我を忘れるひとときだけ、時間の支配から逃れられる。
井上ひさし