伊坂幸太郎

小説家

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伊坂幸太郎の名言

伊坂幸太郎の過去の名言をまとめた名言集です。

  • 人生については誰もがアマチュアなんだよ。誰だって初参加なんだ。はじめて試合に出た新人が、失敗して落ち込むなよ。

  • 誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけがない。まあ、時には自分が人生のプロであるかのような知った顔をした奴もいるがね、とにかく実際には全員がアマチュアで、新人だ。

  • 誰だって初参加なんだ。人生にプロフェッショナルがいるわけがない。まあ、時には自分が人生のプロであるかのような知った顔をした奴もいるがね、とにかく実際には全員がアマチュアで、新人だ。

  • 「人間っていうのはなんて無力なんだ」っていうことを、わざわざフィクションで描きたくないんですよ。人間が無力なんて、毎日テレビを見てればわかります。せめてフィクションの中でぐらいは、こんなに無力な僕が、不思議な偶然でこんなことが出来ちゃったんだよ、っていうことを読ませてあげたいですよね。せっかく作り話なんだから。

  • 黄金時代が現代であったためしはない。いつだって黄金時代は、その時代には気がつかず、後になってはじめて、「あの時は良かったな」と分かるもの、そういう意味なのだろう。もしくは、まだ見ぬ未来にだけ存在している、ということか。

  • 過去ばっかり見てると、意味ないですよ。車だって、ずっとバックミラー見てたら、危ないじゃないですか。事故りますよ。進行方向をしっかり見て、運転しないと。来た道なんて、時々確認するくらいがちょうどいいですよ。

  • 人はいつだって、得意なやり方で、世の中とぶつかっていくほかない。

  • 誰のために小説を書くのかっていうと、一番は、自分のために書くわけじゃないですか。読者のために、というのも考えますけど、それを優先させると、ただの仕事になっちゃいそうですし、やっぱり僕は自分がわくわくすることを第一に考えちゃうんですよね。

  • 思い出は作るものじゃなくて、勝手に、なるものなんだよ。いつの間にか気づいたら思い出になってる、そういうものだよ。

  • 人間というのはいつだって、自分が死ぬことを棚に上げている。

  • 得てして人は、自分の得た物を、自分だけが得た物と思い込むというわけですよ。

  • 「ゴールデンスランバー」を書く前に、それまでのバンドを解散して新しいバンドを組んだような、そんな感じがするんですよね。で、新しいバンドになってから、前以上に好き勝手書いて、どれもバランスが変なんですけれど、これが一番、完成度が高いような気がしています。

  • 気が変わらないうちに行動しなさい。飽きたり、嫌になったり、怖くなったりする前に、思いついたことは、すぐにやったほうがいいよ。

  • 人間には選択する瞬間がある。決断の瞬間だ。フォワードが大事な試合で、ペナルティエリアに入り、シュートに行くのかパスをするのか、それも決断の一つだろう。その時、試されるのは、判断力や決断力ではなく、勇気なんだと思う。決断を求められる場面が、人には突然、訪れる。勇気の量を試される。

  • 気軽に、「さようなら」が言えるのは、別れのつらさを知らない者の特権だ、と私は思う。

  • いいかい、人間のやることの99パーセントは失敗なんだ。だから、何にも恥ずかしがることはないぞ。失敗するのが普通なんだからな。

  • 人生というのは川みたいなものだから、何をやってようと流されていくんだ。安定とか不安定なんていうのは、大きな川の流れの中では些細なことなんだ。向かっていく方向に大差がないなら、好きにすればいい。

  • 本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ。

  • 長編は自分が一番やりたいこと、というか、部屋にこもって絵描きさんが大きな絵をかくような感じだと思うんですよね。読者の事も考えますけど、基本的には自分のために書くだけで。

    出典:  伊坂幸太郎「ジャイロスコープ」

  • 僕は普段から、枷がある仕事はけっこう多いというか、何もないところから「好きなこと書いて」というよりも、「こういう条件でやってみて」と言われたほうが、よし、その枠組みの中でなんとか読む人をギャフンと言わせられたら! と思えるんですよね。

  • まずは押してみるべきだ。...押せば石は動くかもしれない。もしくは、地面に食い込む山のようにびくともしないかもしれない。けれど、押してはみるべきだ。

  • それだけで充分、凄いことだろ。宗教を持ち出す前に、生きていること自体に驚いて、拍手をすればいい。

  • 行き詰まっているとお前が思い込んでいただけだよ。人ってのはみんなそうだな。例えば、砂漠に白線を引いて、一歩も踏み外さないように怯えて歩いているだけなんだ。周りは砂漠だぜ、縦横無尽に歩けるのに、ラインを踏み外したら死んでしまうと勝手に思い込んでいる。

  • どの仕事だって基本的には、歯車なんだから。で、歯車みたいな仕事をしていても、人生は幸せだったりもするし。

  • オリジナルな生き方なんてできるわけがない。

  • 人を騙すには、真実とか事実じゃなくて、真実っぽさなんですよ。

  • 人間ってのは失わないと、ことの大きさに気がつかない。

  • 世の中に酷くないことってないでしょ?生まれた時から、死ぬのが決まっているというのがすでに酷いんだから。

  • 人はただ生きていて、目的はない。死んでいるようにいきているのが、通常なのだ。

  • 「正解がはっきりしなくて、重要な問題」ほど、人は他人の答えを真似する。

伊坂幸太郎について

伊坂幸太郎は千葉県出身の小説家。宮城県仙台市在住。エンターテイメント要素の高い推理小説を得意とする人気作家で、国家権力の横暴を描く社会派の作品が多い。各小説作品の設定や登場人物に繋がりがあり、複数の小説に登場する人物がいるのも特賞。「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞、「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治文学新人賞、「ゴールデンスランバー」で本屋大賞と山本周五郎賞を受賞している。直木賞については2003年から2006年までの間に5度候補となったが受賞はなく、2008年からは選考対象となることを辞退した。

1971年5月25日、千葉県松戸市に生まれる。千葉県立小金高校を卒業し、東北大学法学部に入学。1995年に大学を卒業してシステムエンジニアとして就職し、伊坂幸太郎は働きながら小説を書き文学賞に応募する生活を送る。2000年「オーデュボンの祈り」で新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、専業作家となる。2003年、直木賞候補となり、映画化もされた人気作品「重力ピエロ」を発表し知名度が上昇。2004年「アヒルと鴨のコインロッカー」で吉川英治新人文学賞を受賞し、「死神の精度」が日本推理作家協会賞短編部門を受賞。さらに同年には「チルドレン」、「グラスホッパー」も出版。2008年「ゴールデンスランバー」で本屋大賞と山本周五郎賞を受賞。同年、伊坂幸太郎は「重力ピエロ」、「チルドレン」、「グラスホッパー」、「死神の精度」、「砂漠」で5度候補となっていた直木賞について、今後は選考対象となることを辞退すると発表。2014年「マリアビートル」で大学読書人大賞を受賞。2017年「AX」で静岡書店大賞(小説部門)を受賞。伊坂幸太郎の小説は映像化される作品が多く「ゴールデンスランバー」、「重力ピエロ」、「グラスホッパー」など10作品以上が映画化されている。

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