村上龍

小説家、脚本家

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村上龍の名言

村上龍の過去の名言をまとめた名言集です。

  • この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない。

  • 自分がどんなことを達成したいか、わかっていない人は、1年経とうが、30年経とうが、達成できない。

  • 人生でもっとも恐ろしいのは、後悔とともに生きることだ。

  • 怯えていた妄想が事実になればもう大丈夫。事実に怯える必要などない。その事実を認めて何日間か泣けば良いだけだ。

  • 「モヤモヤ」した感じの底にあるのは、「もっといい人生を送りたい」という正当な欲求。向上心の現れ。「自分にはもっと違う人生があるはずだ」とどこかで思うことが、向上や進化に結びつく第一歩。

  • どこか「いいなあ」と思える部分があるかどうかは重要。人間は、まったくリスペクトができない人とは、友人だろうが、恋人だろうが、付き合いは長続きしない。

  • 自分の限界を知るのは大変で、大切だ。限界までいったことのない奴が、自分にはもっと可能性があったはずだと悔やんで、他人に依存するようになる。

  • 目標は自らの中に封印されていなければならない。だから目標を持つことは基本的に憂うつなことである。

  • 考えることを放棄している人が増えているように思う。これは生きる上で非常にリスキーなこと。

  • 挑戦というのは皆どっちかに傾いてやるんですよ。本当にチャレンジャブルなことというのはどっちの精神状態もある。「できない」というのと「いや、なんとかするだろう」という思いが同時にあるんです。自分にそう言いきかせなければならない時もあるんでしょうけれど、「絶対にできる」と言って挑戦する人なんていないんじゃないかな。

  • 才能とは運命なんだよ、運命そのものなんだ。

  • 自分の欲しいものが何か分かっていない奴は、その欲しいものを手に入れることができない。

  • 永遠に挑戦者であることは出来ない。しかし、挑戦者の感覚を持続できない奴は前に進めない。

  • 人生はテニスのシングルスゲームと同じで、誰かが誰かを幸福にすることなどできない。他人にしてやれることなど何もない。他人を支配するのも無理だし、支配されることもできない。もし何か他人に対してできることがあるとすれば、キラキラしている自分を見せてやることだけだ。

  • 簡単に手にはいるものに意味はない。

  • 頭脳ではなく、内臓で書かれた小説だけがリアルなのだ。

  • 知らないことは恥でも何でもありません。それに、自分がそのことについて「どれだけ知らないかを知っている」ことは非常に重要です。無知というのは、「知らないということを知らない」「知らないということに気づかない、認めない」人です。

  • 友人や恋人は、作ろうと思って作れるものではないし、探そうと思って探せるものでもありません。「出会う」ものです。まず一つ一つの出会いを大切にすることからはじめてはどうでしょうか。

  • 自信を持つというのは、「迷わない」「悩まない」ことではない。自信というのは「少なくともこのことに関する限り自分は飽きずに努力を続けられる」みたいなこと。

  • 「自分」とかはどうでもいいんです。作品が大事なんだから。どういう作品が作りたいというものはあっても、10年後、20年後こうなっていたいとか考えたこともない。

  • モチベーションを保つのに苦労することはないですよね。興味というより、とにかく何かで食っていかなければならない。そして一番自分に向いたことというか、飽きないことで食べて行ってもいいわけですよね。そうすると好奇心も持続する。

  • 奴隷は実に楽だ、主人のいいなりに生きればいい。

  • 幸福は金では買えないというのは嘘だ、金持ち達の心や社会が歪んでいるというのも嘘だ、貧しいけれど小さな幸福というのも嘘だ、貧しい人間には快楽も情報も与えられない。

  • いい大学に行って、いい会社や官庁に入ればそれで安心、という時代が終わろうとしています。それでも、多くの学校の先生や親は「勉強していい学校に行き、いい会社に入りなさい」と言うと思います。勉強していい学校に行き、いい会社に入っても安心なんかできないのに、どうして多くの教師や親がそういうことを言うのでしょうか。それは、多くの教師や親が、どう生きればいいのかを知らないからです。勉強していい学校に行き、いい会社に入るという生き方がすべてだったので、そのほかの生き方がわからないのです。

  • 快楽とは、生き延びるのに必要なことがらをやった場合に与えられる。

  • 唯一の復しゅうの方法は、彼らよりも楽しく生きることだと思う。

  • 集団のルールには従わないといけない、という決まりごと以外に、わたしたちは目の前の個別の児童・生徒に対し、果たして言葉を持っているのだろうか。

  • 自分が全力で取り組める一生の仕事を持っているかどうか。人生はその一点にかかっている。

  • この国では、無知、あるいは知識や情報が足りないことが場合によって罪悪になるという認識が薄い。

  • 絶対に外部に不調の要因を求めない、他人、他の部署のせいにしないこと。「原因は自分にある」、まずそう思うことが重要。そして何が壁になっているのかがわかれば、壁を突破するのか、迂回するのか、よじ登るのかなど、見えてくるかもしれません。

村上龍について

村上龍は長崎県出身の小説家。武蔵野美術大学在学中に執筆した小説「限りなく透明に近いブルー」でデビュー。同作は芥川賞を受賞し、100万部を販売するベストセラーとなった。続いて「コインロッカー・ベイビーズ」、「69 sixty nine」、「五分後の世界」などのヒット作を生み出し日本を代表するベストセラー作家の一人となった。2000年以降は日本の社会問題をテーマとする小説が増え、引きこもり少年を描いた「共生虫」、中学生がネットをきっかけに日本からの独立を目指す「希望の国のエクソダス」、中学生に向けた職業百科「13歳のハローワーク」などで注目を集めた。

1952年2月19日、長崎県佐世保市に生まれる。本名・村上龍之助。佐世保市立光海中学校を経て佐世保北高校に入学。高校時代はロックバンドを結成したり、映画撮影をしたり、劇団を結成するなどの活動を始めた。卒業後、上京して現代思潮社の美術学校に入学するも半年で退学。その後武蔵野美術大学に入学し、小説を書き始めた。1976年、アメリカ軍基地のある街でドラッグやセックスで退廃していく若者を描いた「限りなく透明に近いブルー」を新人文学賞である群像新人文学賞に応募し、受賞する。それを受けて文芸誌「群像」に掲載され、同年の芥川賞を受賞した。2年後の1978年には「限りなく透明に近いブルー」を村上龍自らが監督して映画化した。

1980年、村上龍はコインロッカーに捨てられて孤児院で育った二人を描いた小説「コインロッカー・ベイビーズ」で野間文芸新人賞を受賞。1987年自伝的な青春小説「69 sixty nine 」を発表しベストセラーとなる。1988年風俗産業で働く女性を描いた「トパーズ」を発表しこちらもベストセラーに。1996年、女子高生の売春を描いた「ラブ&ポップ」、1997年アメリカ人のサイコキラーを描いた「イン ザ・ミソスープ」で読売文学賞を受賞。2000年、引きこもりの少年が戦争に魅了される姿を描いた「共生虫」で谷崎淳一了承を受賞。同年「希望の国のエクソダス」を発表。2003年、村上龍は中学生に向けて将来就く職業を紹介する百科書「13歳のハローワーク」を発表し、ミリオンセラーとなった。2006年からは財界人を迎えるテレビ東京のインタビュー番組「カンブリア宮殿」でMCを担当。2011年、村上龍は日本の管理社会を描いた「歌うクジラ」で毎日芸術賞を受賞。

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