たとえばどんなにいいことにしろ、それを知るべき年齢よりも早くそれを知れば、それは悲劇の色しか帯びない。
川端康成 小説家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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知性に則って生きるほど、人生を生きる意味がわからなくなる。
トルストイ 小説家
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死は事実にすぎぬ。行為の死は、自殺と言ひ直すべきだらう。人は自分の意志によつて生れることはできぬが、意志によつて死ぬことはできる。これが古来のあらゆる自然哲学の根本命題だ。しかし、死において、自殺といふ行為と、生の全的な表現との同時性が可能であることは疑ひを容れない。最高の瞬間の表現は死に俟たねばならない。これには逆証明が可能だと思はれる。
三島由紀夫 小説家、政治活動家
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アフリカでは1日4万人が餓死していますが、自殺する人間はいません。一方、日本では年間3万人も自殺をしている。どうしてこんな豊かな国で人は自殺するのか。それは生きる力が落ちているからだと私は考えています。日本ほど、快適、便利、安全な社会では遺伝子にスイッチが入らないのです。
岡田武史 サッカー監督、元サッカー選手
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人々とともに生きるのは難しい。黙っていることが難しいからだ。
ニーチェ 哲学者
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人生において最大の悲劇は、一生を魚釣りに費やし、その結果として求めた魚ではなかったと判明することだ。
川端康成の他の名言
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なんとなく好きで、その時は好きだとも言わなかった人のほうが、いつまでもなつかしいのね。忘れないのね。別れたあとってそうらしいわ。
川端康成
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犠牲を清らかならしめよ。自分を犠牲にした者は、自分を犠牲にしたことを忘れるのが、美しい犠牲の完成なのだ。
川端康成
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そう、君らにはわかるまいが、五十六十の堂々たる紳士で、女房が恐ろしくてうちへ帰れないで、夜中に外をさまよっているのは、いくらでもいるんだよ。
川端康成
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四十歳五十歳という風に、十を境にして生涯を区切ることは、一種の便宜であり感傷であって、半ばは人間の緩怠の性癖に過ぎないだろう。
川端康成
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僕は生きている方に味方するね。きっと人生だって、生きている方に味方するよ。
川端康成
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後に残ったものの反省や後悔は、死んだ人の重荷になりそうに思いますの。
川端康成
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誰にもかれにも、同じ時間が流れていると思うのはまちがいだ。
川端康成
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どんな花かて、見る時と場所とで、胸にしみることがあるもんや。
川端康成
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日本の子供には、もっと孤独を教えないと、思想は生まれませんね。
川端康成
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一生の間に一人の人間でも幸福にすることができれば自分の幸福なのだ。
川端康成