景気後退期に企業が実行すべきマーケティングの基本動作は4つあります。1.顧客がどう変わりつつあるのかを注視すること。2.自社の製品やサービスを再点検すること。3.製品が顧客の手に届くまでの全プロセスを再点検すること。4.販売促進の抜本的な改革をすること。
フィリップ・コトラー 経営学者
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我が社は技術のソニーと言われますが、それは一方的な見解です。
盛田昭夫 ソニー創業者
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私はいま、経営体制から離れていますし、これから先も私自身が経営に口出しすることはありません。そこで辞めるにあたって、ひとつ提案をしています。かつて人々が考えたことのないような発想の転換をして、そういうハードを作っていく。そしてそれに対応するハードを作っていくべきなのです。しかもそのソフトは、いま現在作っているソフトに比べて短い時間と低いコストで作れ、これまでのものとは明確に違うという認識をユーザーに持ってもらえるようなものです。話だけを聞いてもらえると、「そんなものが作れるのか?」と言われそうですけど、そういう挑戦をし続けるのが任天堂のビジネスですし、私が言い続けてきた「任天堂のソフト化路線」というのは、実はそういうことを志向することでありました。そんなことを、私からの提案として新経営陣に残しました。そのソフトが具体的にどんなものかは言えませんが、おそらく彼らは近い将来、少なくとも私が生きているうちに、市場に送りだしてくれるだろうと期待しています。
山内溥 任天堂創業者
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他人を儲けさせろ。そうすれば自然と自分も儲かる。アリババは金の鉱脈を見つけても、決して自分達では掘らない。他の人に掘らせてやって、その中のひとかけらを貰えればそれでいいんだ。多くの人ががっちり金鉱を守りたがる。だが、俺たちは他人が稼ぐのを助ける。他人が稼げば、俺たちも儲かるからそれでいい。俺たちに必要なものは、そんなに多くないからね。
ジャック・マー アリババグループ創業者
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私は三十歳になるまで、百事百敗、何をやっても大した成功はおさめなかった。だます人間をあまりにたくさん相手にしたからである。しかし、今になると、これが私のたいへんな得になっただますことは一度きりだ。あとが絶対通用しない。そのうえ、十を得たところで百を失い、千を失う。元も子もなくす損な生き方だ。そこへいくと、だまされるのは生来の馬鹿でないかぎり、それによってたいへん知恵がつき、用心深くなる。二度と再び失敗せぬように警戒する。それがあとでどれだけの得になるか、測り知れない。
堤康次郎 西武グループ創業者
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「ほぼ日」手帳も「自分が欲しい」が動機ですね。手帳に満足した覚えがなかったですから。
糸井重里 コピーライター、株式会社ほぼ日創業者
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あらゆるものがブランドであり、あらゆる人がブランドである。
フィリップ・コトラー
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戦略的に正しい行動を取ることは、短期的な利益を出すことよりも重要だ。
フィリップ・コトラー
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かつてマーケティング部門は製品やサービスの情報を顧客に伝えるコミュニケーションが主な役割でした。現在では製造開発、販売など社内のほかの部門、納入業者や卸売業者などの取引先、そして顧客と密接に連携していくための中核的な役割を担っています。
フィリップ・コトラー
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マーケティング理論に必ず出てくる「4つのP(製品【Product】、価格【Price】、立地【Place】、宣伝【Promotion】)」を結び付けて、一体化させる要がブランドなのです。
フィリップ・コトラー
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景気後退時には販促予算が大幅に削られるのが普通です。しかし、削るだけなら誰にでもできます。マーケティングの専門家なら、人々の心に響くような強いメッセージを効率的、効果的に伝えられているかという視点から検証するのです。無駄がある部分は思い切って削り、何で置き換えていくのかまで考えるのです。
フィリップ・コトラー
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サービス業では、社員がマーケティングの中心に位置付けられ、それが顧客の消費を左右する。
フィリップ・コトラー
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革新的な企業はイノベーターとオピニオン・リーダーの特性を調査し、マーケティング努力を彼らに向けるべきだ。
フィリップ・コトラー
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有望と思えたアイデアが、本当はどの程度の価値を持つのか。それを調べるための資金をきちんと確保しておく必要がある。必要な金額はアイデアごとに違ってくる。
フィリップ・コトラー
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いままでは顧客の調査を重ねれば、「顧客の目線」でものごとが見えてくると考えられてきました。しかし、何百ページものマーケティング報告書は、読み切れないほど大量のデータを集めているだけで、それを見て顧客のことがわかったつもりになっていました。しかも、売り手側は情報を独占し、一方的に都合の良いメッセージを流し続けていました。私はこれを「モノローグ」と呼んでいます。双方向のインターネットの登場によって、そういう時代は終わりを告げました。
フィリップ・コトラー