アルフレッド・アドラー

心理学者、精神科医

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アルフレッド・アドラーの名言

アルフレッド・アドラーの過去の名言をまとめた名言集です。

  • 人生が困難なのではない。あなたが人生を困難にしているのだ。人生は極めてシンプルである。

  • できない自分を責めている限り、永遠に幸せにはなれないだろう。今の自分を認める勇気を持つ者だけが、本当に強い人間になれるのだ。

  • 重要なことは、人が何を持って生まれたかではなく、与えられたものをどう使いこなすかである。

  • 遺伝もトラウマも、あなたを支配してはいない。どんな過去であれ、未来はいまここにいるあなたがつくるのだ。

  • 陰口を言われても嫌われても、あなたが気にすることはない。相手があなたをどう感じるかは相手の課題なのだから。

  • 泳ぐことを最初に学ぶ時、あなたはどうしますか?まず泳いでみて失敗するのではないですか?その後なにが起こりますか?また失敗を犯すでしょう。そして一通りの失敗を経験した後、溺れずに泳げるようになるのです。人生も泳ぐのを学ぶことと全く同じです。失敗を恐れてはいけません、他に生きる術を学ぶ方法はないのですから。

  • 困難を解決することで勇気や自尊心を持ち、自分自身を知ることができる。

  • 誰かが始めなければならない。他の人が協力的ではないとしても、それはあなたには関係がない。私の助言はこうだ。あなたが始めるべきだ。他の人が協力的であるかどうかなど考えることなく。

  • 勇気があり、自信があり、リラックスしている人だけが、人生の有益な面からだけでなく、困難からも益を受けることができる。

  • 教師は最も重要な仕事です。学校で子供を気落ちさせてはいけません、また気落ちした子供がいれば自身を取り戻させねばなりません。これは教育者としての使命です。教育者は子供に将来の希望と喜びを与えなくてはなりません。

  • 我々は明らかに事実それ自体ではなく、事実をどう解釈するかに影響を受けている。

  • もっとも重要な問いは「どこから」ではなくて「どこへ」である。

  • 敗北を避けるために、ときに人は自ら病気になる。「病気でなければできたのに」と言い訳して、安全地帯に逃げ込み、楽をするのだ。

  • 健全な人は、相手を変えようとせず自分がかわる。不健全な人は、相手を操作し、変えようとする。

  • 自分だけでなく仲間の利益を大切にすること。受け取るよりも多く相手に与えること。それが幸福になる唯一の道だ。

  • 嘘が意味をなすことはありません。真実が危険だと思われる場合でなければ。

  • 勇気とは能力として持っているというものではありません。勇気は結果が見えなくても、あるいは困難な結果となる可能性があっても、喜んでリスクを負う行動を取る姿勢のことです。我々は自らが喜んで関わりたい思う事であれば勇気ある行動を取ることができます。人生に保証などほとんどありません、人生ではリスクを負うことが必要なのです。

  • 天才は驚嘆される、金持ちは羨まられる、権力者は注目を集める。しかし信頼されるのは人格者だけだ。

  • 我々は経験の影響を受けているのではない、我々は自らが経験に付した意義によって影響を受けているのだ。特定の経験を将来の人生の原理とするのであれば、ある程度誤った方向であるのはほぼ確実だ。意義づけはその人の置かれた状況で決まるのではない。それは自分の意思によって決められ、我々はそれを状況のせいにするのだ。

  • 幸せの三要素は、自分自身が好きかどうか。よい人間関係を持っているかどうか。そして、人や社会に貢献しているかどうか。

  • どうしたらみんなを喜ばすことが出来るかを、毎日考えるようにしなさい。そうすれば憂鬱な気持など、吹き飛んでしまいます。反対に自分のことばかり考えていたら、どんどん不幸になってしまいますよ。

  • 過去を後悔しなくていい。未来に怯えなくていい。そんなところを見るのではなく、いまこの時に集中しなさい。

  • 遺伝の問題はそれほど重要でない。重要なことは、何を遺伝したかということではなく、幼い頃に遺伝として与えられたものをどう使うかということである。

  • あなたが劣っているから劣等感があるのではない。どんなに優秀に見える人にも劣等感は存在する。目標がある限り、劣等感があるのは当然のことだ。

  • 「みんなが私を嫌っている」「今回駄目だったから次も駄目だ」という思い込みは、冷静に立証すれば消えていく。

  • 使い続けたライフスタイルが支障を来しても、人はそれを変えようとはしない。現実をねじ曲げてでも、自分は正しいと思い込む。

  • 自分の不完全さを認め、受け入れなさい。相手の不完全さを認め、許しなさい。

  • 「やる気がなくなった」のではない。「やる気をなくす」という決断を自分でしただけだ。「変われない」のではない。「変わらない」という決断を自分でしているだけだ。

  • 「よくできたね」と褒めるのではない。「ありがとう、助かったよ」と感謝を伝えるのだ。感謝される喜びを体験すれば、自ら進んで貢献を繰り返すだろう。

  • 楽観的でありなさい。過去を悔やむのではなく、未来を不安視するのでもなく、いま現在だけを見なさい。

アルフレッド・アドラーについて

アルフレッド・アドラーはオーストリア出身の心理学者。精神科の医師として病院に勤務する傍ら、精神分析についての研究を行い、精神分析運動の中心的役割を果たし、ウィーン精神分析学会の会長を務めるなどした。アドラーの心理学は個人心理学(別名・アドラー心理学)として確立された。アドラーはジークムント・フロイトの学説に異を唱え、精神病の主因は劣等感であり、困難を解決するよう本人を勇気づけることが治療につながるとした。著書に「問題児の心理」、「人生の意味の心理学」、「現代人の心理構造」など。

1870年2月7日オーストリア・ウィーンの郊外に生まれる。両親はユダヤ系の移民で、父は穀物商を営んでいた。ウィーン大学の医学部を卒業後、眼科医、内科医として病院勤務をしたのち、1902年に精神科医のジークムント・フロイトの研究に参加し、精神科医の研究を始める。初の精神分析分野の著作となる「器官劣等性の研究」を発表し、ウィーン精神分析学会の会長に就任。その後、ジークムント・フロイトと学説で対立することが増えていき、アルフレッド・アドラーは独自の心理学の普及を目指して1911年に仲間と自由精神分析協会を設立。1913年に自由精神分析協会は個人心理学会へと改称、個人心理学を創始した。なお、日本では個人心理学の名称が使われることはすくなく、アドラー心理学と呼ばれることが多い。1916年から軍医として第一次世界大戦に従軍。アルフレッド・アドラーは戦争での経験から、共同体感覚こそが精神分析では重要であると認識し、のちの精神分析学の研究へと生かされていく。戦争後には診療の傍ら児童相談所を設立するなどして子供の精神分析にも力を入れ、さらに著作活動も精力的に行った。そうした活動によりアルフレッド・アドラーの名声は高まっていった。1935年情勢が不安定となっていたオーストリアを離れてアメリカ合衆国に移住、ロングアイランド医科大学教授に就任した。1937年突然の心臓発作により死去。享年67歳。

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