同じ古典作品を何年か空けて読み返すといいんです。読み返すたびに、自分の成長を確認できるのですから。
養老孟司 解剖学者、著作家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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研究がしんどかった頃、本当にいろいろな本を読み漁りました。「高く飛ぶためには、思い切りかがまないと飛べない」など、そんな当たり前の言葉が心に響くんですよ。「ああ、自分は今かがんでいる状態なんだ」と。
山中伸弥 医学者、iPS細胞の開発者
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最後は直感で判断します。瞬間的にこれが正しいと感じるというのは、要するに、それまでの経験の積み重ねから脳がそう判断したということですから、ああでもない、こうでもないと理屈で考えた結果よりも、よっぽど信頼できます。実際、あとで振り返っても、直感で指した手が間違っていたというケースはあまりないのです。
羽生善治 棋士
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母は私に舞台に対する興味を植えつけだした。自分には才能があると、私が思い込むように仕向けるのである。
チャーリー・チャップリン 映画俳優、映画監督、脚本家
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もちろん頭がよくならないとお勉強もできないけれど、頭がよくなることよりも、もっと大切なことがあるんですよ。それは皆さん一人ひとりがよい人間になることなんです。どうぞ、このことをいつも頭に入れておいてください。
井深大 ソニー創業者
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深く探求すればするほど、知らなくてはならないことが見つかる。人間の命が続く限り、常にそうだろうとわたしは思う。
アインシュタイン 物理学者
養老孟司の他の名言
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人間には「できることをやってしまう」という、悪い癖があることです。「できることをやらない」という成熟に達することが、本当に難しい。子育てだってそう。つい手伝いたくなるけれど、親は、やらずに見守ることが大切なのです。
養老孟司
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とりあえず一度は雑用をやってみたほうがいいと思います。若いときにはいろいろなことをやってみることを勧める。ただし、それを雑用だと軽く見て半端にやってはいけない。それでは薬にならないから。
養老孟司
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個性だ何だ、世の中が言うから悪い。そんなもんないと思えば、何ごとも「奥様のおっしゃる通りでございます」とできるんです。第一、間違ったことを言ってこっちが変なことになったら、向こうも困るんだからね。でも大体間違ってないですよ。「あいつの言うことを聞いてひどい目に遭った」というのはない。
養老孟司
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本は知識を得るために読むものだと考える人が多いと思います。そうではなく、考えるために読む。
養老孟司
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気遣われてると相手がわかるようにすることは大事。僕は遠巻きから女房の面倒を見ているわけです。そのことに相手が気がついたら効きます。「ほかのこともそうしてくれてるのかな」と想像力が働くから。一つでも気づいてくれたら大もうけ。
養老孟司
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学生って、その時の景気のいい企業に入りたがるでしょう。でも、必ず僕らくらいの年齢になると、ヒイヒイいうことになる。
養老孟司
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記憶は感情に結びついている。強い感情に結びついた記憶は10年たっても残るんです。その傾向は女性のほうが強い。男のほうが抽象的で適当に生きている。男と女では、持っている情報量が何ケタも違う。
養老孟司
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いかに住まうかとは、いかに生きるかということです。天災はいつ起こるかわかりません。環境やエネルギーの問題などを考え合わせても、そのときどきで都合のいいところを選んで暮らす生き方があってもいいでしょう。
養老孟司
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僕は「無意味なものにどれくらいつけておくか」という事が、子育ての根本だと思っています。無意味なものに触れている事が、今の子どもは少な過ぎる。大人がすぐ「意味」を教えてしまう。そうすると、子どもも見える物がそういう風に見えてしまうから。
養老孟司
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意識は自然をどう扱っていいか分からないので、改変しようとする。だけど、子どもの先行きは育ててみなければ結果がわからない。途中で死ぬかもしれないし、犯罪者になるかもわからない。意識は、そんなリスクの高いものを扱いたくないわけです。だからこそ、今の若い世代は「無意識的」に子どもを持つことを敬遠しているのではないか、というのが私の仮説です。
養老孟司