都市生活では、「体」が無視され「脳」だけで生きるようになる。文明は脳によって作り出されますから。でもその脳が乗っている「体」は自然そのもの。だから「脳=都市」だけの世界以外に、「体=自然」が主人公になる田舎の生活を織り込んだ方が心身ともに健康になります。
養老孟司 解剖学者、著作家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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中国の経済成長がいまだに9%を維持していたとしたら、何かが間違っているはずです。そのような非現実的なことはあり得ません。
ジャック・マー アリババグループ創業者
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世界に主張していくにはフェアかアンフェアか、ここに絞って主張すべき。
橋下徹 弁護士、政治家
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個人の行動のうち、社会に対して責任を負わなければならないのは、他人に関係する部分だけである。本人だけに関係する部分については、各人は当然の権利として絶対的な自主独立を維持できる。自分自身に対して、自分の身体と心に対して、人はみな主権を持っているのである。
ジョン・スチュアート・ミル 哲学者、思想家
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各種の統計や数値も、そのまま信じないこと。たとえば、最近は格差問題に関して「サラリーマンの賃金は上がっていない」という統計が良く使われます。しかし、実際に調べてみると高齢者が大量に定年を迎え、景気回復で新入社員の採用数が増えたことが平均給与を押し下げているのです。
田原総一朗 ジャーナリスト
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僕は日本の野球は「世界一」だと思っています。同時に野球にたずさわっている人全員が同志であり、仲間だと思っています。僕がパイレーツでプレーしていた時にも、メジャーの関係者から「日本の野球育成システムは素晴らしいね」とよく言われました。しかし、そんな日本野球界でも良い意味でも悪い意味でも課題は山積だと思っています。
桑田真澄 元プロ野球選手
養老孟司の他の名言
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個性だ何だ、世の中が言うから悪い。そんなもんないと思えば、何ごとも「奥様のおっしゃる通りでございます」とできるんです。第一、間違ったことを言ってこっちが変なことになったら、向こうも困るんだからね。でも大体間違ってないですよ。「あいつの言うことを聞いてひどい目に遭った」というのはない。
養老孟司
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ニートに腹を立てたり彼らを放りだしたりするよりは、そういう人が働かないから自分がちょっと働くだけで重宝されると思っておいたほうがいいのです。
養老孟司
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普段、職場で能力のない問題児だと思われていた人物が、状況の変化次第では一番有能な存在になるかもしれない。たとえその人が問題児であっても、様々な人材を抱え込んだ多様性ある職場ほど状況の変化に強いという視点で、職場の人間関係をもう一度捉え直してみるのも一法かもしれません。
養老孟司
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好きな虫とりをやってれば非常にハッピー、後は全部譲ってもいい。世の中には奥さんに眉をひそめられてる虫マニアもたくさんいる。そこはお金があるとか家が広いとか、余裕が必要なんです。僕が若い頃は、大学の先生の夫婦喧嘩といえば8割は経済問題。虫を飼うのも「家が狭いのに、邪魔だ」という話になる。僕は、その余裕をつくるため必死で働いているんですよ。働くモチベーションって大事でしょ。
養老孟司
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都市社会は意識の世界、「同じ、同じ」をくり返す世界です。そこで「違う」個性が認められるはずがない。
養老孟司
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人生は家康型なのです。一歩上がれば、それだけ遠くが見えるようになるけれども、一歩上がるのは容易じゃない、荷物を背負っているから。しかし身体を動かさないと見えない風景は確実にある。
養老孟司
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記憶は感情に結びついている。強い感情に結びついた記憶は10年たっても残るんです。その傾向は女性のほうが強い。男のほうが抽象的で適当に生きている。男と女では、持っている情報量が何ケタも違う。
養老孟司
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意識は自然をどう扱っていいか分からないので、改変しようとする。だけど、子どもの先行きは育ててみなければ結果がわからない。途中で死ぬかもしれないし、犯罪者になるかもわからない。意識は、そんなリスクの高いものを扱いたくないわけです。だからこそ、今の若い世代は「無意識的」に子どもを持つことを敬遠しているのではないか、というのが私の仮説です。
養老孟司
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古典は読むべきだし、読む力をつけるべきである。それには自分で読むしかない。他人を当てにしても無駄である。まして学校ではほとんど何も教えてはくれまい。
養老孟司
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会社が自分にあった仕事をくれるわけではありません。
養老孟司