若い人への教育現場において、おまえの個性を伸ばせなんて馬鹿なことは言わない方がいい。それよりも親の気持ちが分かるか、友だちの気持ちが分かるか、ホームレスの気持ちが分かるかというふうに話を持っていくほうが、余程まともな教育じゃないか。
養老孟司 解剖学者、著作家
この名言を見ている方にお薦めの名言
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愚か者はごく些細な批評に対しても逆上するが、賢い人は自分を非難し、攻撃し、論争した相手からも学ぼうとする。
デール・カーネギー 評論家、著作家
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自分の力で状況を判断し、人とコミュニケーションをしたい欲求を持ち、勉強する人間になって欲しい。
蜷川幸雄 演出家、映画監督
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社会に出たら、北京大学の皆さんは周りの人と頭の良さを比べないでください。誰がもっと計算できるかということではなく、誰が学ぶ力が高いか、誰が周りの人の長所を見つけられるかということを比べてください。
ジャック・マー アリババグループ創業者
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安心して「バカもん!」と言える人と、腫れ物に触るように叱らないといけない人がいるんですよね。で、これはねぇ、ものすごい差なんです。こちらから与えられる量も、その人が吸収できる量も、ものすごく変わってくるんですよ。
岩田聡 元任天堂社長
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できれば、人より賢くなりなさい。でも、それを人に知らせてはいけません。
ソクラテス 哲学者
養老孟司の他の名言
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現実とはなにか。それは皆さんの「行動に影響を与えるもの」なんです。だからそれは「人によって違う」。
養老孟司
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自己実現などといいますが、自分が何かを実現する場は外部にしか存在しない。より噛み砕いていえば、人生の意味は自分だけで完結するものではなく、常に周囲の人、社会との関係から生まれる。
養老孟司
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向こうをどうこうしようという前に、自分を変えるほうがいい。なにしろダダだもん。
養老孟司
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閉塞状況とは外に壁があるのではない。自分を変えようとしないところから始まる。
養老孟司
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今が幸せかどうかなどと考えることは、まったく無意味なことです。そんなことは後になってから自然に分かってくる。
養老孟司
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子供いなくなっていますだから。“いなくなっている”って意味は、子供の持っている権利がどんどん失われている。一番先に起こったのが30年代。すでに子供の遊び場がないっていう議論があった。遊び場がないなんて今いいませんよ。なくて当たり前。つまり子供は消されちゃっているんですよ。だから少子化って言っているけどあたりまえでしょって。子供だって生まれて来たくないよなって。じゃあ子供何か?と言ったら弱者ですよ。弱者の権利はどんどん剥奪されます、こういう社会では。
養老孟司
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本は知識を得るために読むものだと考える人が多いと思います。そうではなく、考えるために読む。
養老孟司
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自然とはもともと、どうなるかわからないものです。子どもは車ではない。部品が全部、わかっているわけじゃありません。そういうものが「どうなる」か、完全にはわからないのです。
養老孟司
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教養は「身につく」という言い方をするでしょう。まさにその通りで、知識を披露するだけならそれは、「鼻につく」と言われるのが関の山です。
養老孟司