福沢諭吉

思想家、教育家

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福沢諭吉の名言

福沢諭吉の過去の名言をまとめた名言集です。

  • 学問に志す者は、学ばなくてはなりません。信じるべきか疑うべきか思い惑っているのではなく、まず学んでみることです。たくさんの書物を読み、たくさんの現実に接して、冷静に事物を見抜いて真実を求めるならば、信と疑の違いがはっきり見えてくるでしょう。昨日信じたものが今日の疑念となり、今日疑ったものが明日は氷解するということもありましょう。学問を志す者は、努力をしなければならないのです。

  • 事を行うには、時機の善し悪しがあります。チャンスに恵まれなければ、どんなに有能な人でもその力を発揮することはできません。

  • 愚民の上に苛酷な政府がある。良民の上には良い政府がある。

  • 望みがなかったら、世の中に仕事に励む人がいなくなってしまいます。明日の幸せが見えれば、今日の不幸を慰めることができます。来年の楽しみが見えれば、今年の苦しみを忍ぶことができます。

  • 実なき学問は先ず次にし、専ら勤しむべきは、人間普通日用に近き実学なり。

    出典:  福沢諭吉「学問のすすめ」

  • 独立の気力なきものは必ず人に依頼す、人に依頼する者は人を恐る、人を恐る者は必ず人にへつらうものなり。

    出典:  福沢諭吉「学問のすすめ」

  • 理論と実行とは寸分の食い違うことなく一致させねばならない。

  • 他人の迷惑にならない「欲望」は、すべて善である。

  • 政治は悪さ加減の選択である。

  • 一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり。而してこの習慣の学校は教育の学校よりも有効にして、実効を奏する。

  • 社会共存の道は、人々自ら権利をまもり幸福を求むると同時に、他人の権利幸福を尊重し、いやしくもこれを侵すことなく、もって自他の独立自尊を傷つけざるにあり。

  • 行為する者にとって、行為せざる者は最も過酷な批判者である。

  • 無知無学な民ほど哀れな、そしてまた不快なものはありません。知恵がないということは、結局は恥を知らないということに行き着きます。自分の無知から貧窮に陥り、飢えや寒さに苦しむようになると、自分自身を反省せずに、周囲の金持ちを恨み、極端な者は、徒党を組んで強訴一揆などの暴動を起こすこともありました。

  • 独立の気力のない者は、国を愛する気持ちも希薄である。外国から自国を守るには、自由独立の気風を全国に充満させ、国中の人たちが、身分上下の別なく、国の問題を自分の問題とし、知恵や身体の障害の有無にかかわらず、それぞれ国民としての務めを果たさなければなりません。

    出典:  福沢諭吉「学問のすすめ」

  • 人間は、他人の権義を妨げなければ自由自在に行動していいのです。好きな所へ行ったり、居たい所に滞在したり、あるいは働き、あるいは遊び、あるいはこの事をし、あるいはあの業をし、あるいは昼夜勉強するのも、あるいは何もしたくなければ終日寝ているのも、すべて他人には関係ないのですから、傍からかれこれ言う理由は全くありません。

  • 人間は、ただ一身一家の衣食が足りていることで満足してはいけない。人間の天性にはもっと高い務めを果たす力があるのだから、人間交際の仲間に入り、社会の一員として、その身分にふさわしい場で社会のために尽くさなければならない。

  • もしチャンスがあって、殺す側と殺される側とが数日間同じ場所で過ごし、お互いに隠すところなく本当の心のうちを吐露し合ったならば、どんな敵同士でも必ず和解し、そればかりでなく、無二の親友となることもあるでしょう。

  • 十人に会って、その中の一人とたまたま友人になれれば、二十人と会えば二人の友人を得ることができるという勘定になります。人を知り、人に知られる源は、その辺りにあるのです。

  • 今の時代において何を善とし何を悪とするかと尋ねられれば、人に対して、その人の好まないことを仕向けないのが善であり、それと反対の行為が悪であると答えよう。

  • 単に専門の学者だけが出現しても、それを活用する国民がなくては、その学問も実際の役には立たない。

  • 空想というのは実行の根源であって、人間社会の進歩は、すべて空から実を生じたものである。

  • 自由と我がままとの境界は、他人に迷惑を掛けるのと掛けないのとの間にあります。

  • 人生において偶然に得たものは、また偶然に失うこともある。

  • 仕事というのは、偶然できるものではありません。善い事も悪い事も、すべて人間のこれをやろうという意思があってこそできるのです。

  • 事を行うには時機というものがある。チャンスに恵まれなければ有能な者もその力を発揮できない。

  • 自ら労して自ら食らうは、人生独立の本源なり。

  • 努力は、「天命」さえも変える。

  • 顔色や容貌をいきいきと明るく見せることは人間としての基本的なモラルである。なぜなら人の顔色は家の門口のようなものだからである。広く人と交際して自由に付き合うには門をひらき入口を清潔にし、客が入りやすくすることが大事である。

  • ひとこと忠告したい。後進の青年諸君。もし他人の仕事に不満だったら、自分でその仕事を試みてみたまえ。他人の商売のやり方がまずいと思ったら、自分でその商売をやってみたまえ。隣家の生活がずさんに思えたら、自分の家で試してみたまえ。

  • 人生、万事、小児の戯れ。

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