福沢諭吉

思想家、教育家

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福沢諭吉の名言

福沢諭吉の過去の名言をまとめた名言集です。

  • 今年がだめであったら、また来年に期待しましょう。

  • 西洋の諸強国が海外に兵士を駐屯させる場合、その地には公認の遊女が必ず居る。そうでないときは、政府筋からひそかに賤業婦の往来に便宜を与えて必要に応ずるという。遊女の弊害は大きくないわけではないが、これを禁じて兵士の気が荒くなった場合の弊害は更に大きなものになるので、その利害を比較して、遊女の醜業を黙認するのである。

  • 遠方に離れている友人が1年も2年も音信不通であったのが、何か心に感ずることがあったのか、あるいは大切な用事ができたのか、突然手紙を寄せて、こまごまと言葉を書き連ねたとて、それによって友情がにわかに発生するものではない。それよりも、普段に格別用事がなくても、時々簡単な短文でお互いに音信を交わす習慣を続けていれば、何かの時の大事に臨んで、ちょっとした一言で用が足りるという便利さがある。

  • しかるにかの凡俗の俗世界に貴賎貧富、栄枯盛衰などとて孜々たるバッタがにわかに秋風の寒きに驚くがごとく、おかしくもまた浅ましき次第なれども、すでに世界に生まれでたる上は、うじ虫ながらも相応の覚悟なきを得ず。

  • 孔子の時代というのは、明治を去ること二千年以上も昔、野蛮未開の世の中でしたから、教え方も、その時代の風俗人情に従わなければならず、一般の人心の水準を保つためには、よい方法ではないと知りつつも、人心を束縛するという便宜的な手段を取らなければなりませんでした。ですから、後世、孔子の教えを学ぶ人は、時代の思潮を考慮して取捨選択しなければなりません。二千年前の教えを、そのまま明治の時代にあてはめようとする者は、物事の価値を共に語り合うのにふさわしい人ではありません。

  • 家の美風その箇条は様々なる中にも、最も大切なるは家族団らん、相互に隠すことなき一時なり。

  • 宇宙の間に我が地球が存在するのは、大海に浮かべるケシの一粒というも中々おろかなり。我々の名づけて人間と称する動物は、このケシつぶの上で生まれまた死するものにして、生まれてその生まれるゆえんを知らず、死してその死するゆえんを知らず、よって来たるところを知らず、去ってゆくところを知らず、五・六尺の身体わずかに百年の寿命も得がたし。塵のごとく埃のごとくたまり水に浮沈するボウフラの如し。

  • また今日不弁なる人の言を聞くに、その言葉の数はなはだ少なくしていかにも不自由なるがごとし。

  • かくして、人たるものは、他人の権利の妨げさえしなければ、自由に行動すべきで、他人の利害に関係せぬ以上は、はたからあれこれ口を出されるいわれはない。好きなところへ行き、いたいと思う場所にとどまり、遊ぼうと働こうと、遊ぼうと寝ていようと、それは本人の勝手なのである。

  • 結婚は人生の重大事なれば、配偶の選択は最も慎重ならざるべからず

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