フロイト

精神分析学者

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フロイトの名言

フロイトの過去の名言をまとめた名言集です。

  • 多くの人々は現実には自由を望んでいない。なぜなら自由は責任を伴うからだ。大多数は責任を恐れるものだ。

  • 無意識の感情が死ぬことはない。それらは生きたまま埋められ、のちに醜い形で姿を現す。

  • 対象そのものからは喜びをほとんど見いだせず、他と対比してやっと本当に喜びが見いだせる。私たちはそういうふうにできている。

  • 犬は、友を愛し敵に噛みつく。人間とはまるで異なる。人間には純粋に愛する能力がなく、常に愛と憎しみを混合してしまう。

  • すべての家庭は、その人を最も傷つけた人物とともに形成される。

  • 自分自身と比較すべきなのは過去の自分である。そして、これから超えなければならないのは今の自分である。

  • いつも自分の外側に力や自信の源を探してきました。でも、本当は自分の内側にあるものです。自分の中にしかありません。

  • 成熟とは、喜びを先延ばしにする能力である。

  • 言葉は魔法のような力を持っている。言葉は大きな幸福をもたらすこともできるし、落胆させることもできる。教師が生徒に知識を伝えることもできる。演説者が人の心を揺らし、聴衆の行動に影響を与えることもできる。言葉は強い感情を引き起こし、行動を起こさせる。

  • 我々は付き合う人を無作為に選んでいるわけではない。潜在意識の中に既に存在する人を選んでいるのだ。

  • たくさんの失敗を重ねてみて、はじめて真実の全体像が見えてくるのだ。

  • 妻に話を聞いて欲しいならば、他の女性に話しかけてみることだ。妻は全力で耳を傾ける。

  • 恋愛関係が最高に高まったとき、その状況にそれ以上興味を持つ余地がなくなってしまう。

  • 自分自身に正直であることは、人間ができる最良の努力である。

  • 些細な事柄では頭脳に頼りなさい。大きな事柄では心に頼りなさい。

  • もがき苦しんだ日々は、いつか最も美しい思い出になる。

  • 自ら進んで求めた孤独や他者からの分離は、人間関係から生ずる苦悩に対してもっとも手近な防衛となるものである。

  • 幸福になる方法は、自分で実験してみなければ分からない。

  • 非常に強い悲しみというのは、時間が経つと薄らぐだろう。しかし、失われた者の代わりというのは、絶対に有り得ない。どんなに心の中にあいた穴を埋めようとしても、また埋められたと思っても、絶対に、それは最初の者の代わりにはなり得ない。

  • 愛されていると確信している人間はどれほど大胆になれることか。

  • 人生は個人にとっても人類にとっても、等しく耐えがたいものである。

  • 精神は氷山のようなものだ。それは7分の1だけを水上に表出して浮かんでいる。

  • インスピレーションが沸いてこなければ、自ら迎えにいくまでだ。

  • 生きることの意味と価値について問いかけるようになると、我々は狂ってしまう。なにしろ意味も価値も客観的に実在するものではないのだから。

  • 精力的で成功する人間は、欲望という幻想を現実に変えることに成功する人間である。

  • 母親に気に入られ、特別な人間だと言われ続けて育った者は、一生征服者の感情を持ち、その感情がしばしば本当の成功を引き起こす原因になる。

  • 精神分析の目的は、人々を神経症による不幸から救い出し、通常の不幸に戻すことだ。

  • 人間とは奇妙なもので、愛する人とともに過ごすことをを熱望していると認めようとしない。恐れのために、わずかな好意の兆候も隠そうとする者までいる。その恐れとは、好意がわかってもらえなかったり、最悪の場合拒絶されたりする恐れだ。しかし、人間の複雑なところは、例え自らをゆっくりと死に追いやるとしても、意識的に好意を持つ者に寄り添うことだ。

  • もし、われわれを無意識の願望の動きをもとにして判断するならば、われわれ自身もまた、まさしく原始人のごとく人殺しの群である。

  • 人生の目的に対する疑問点は無限といってよいほどにしばしば提議されてきているが、ついぞ満足できるような答えが与えられたことはない。また、そのような答えはおそらく決して許されないものなのだろう。

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フロイトについて

ジークムント・フロイトはオーストリアの精神分析学者。精神分析を世界で初めて生み出した精神科医。後の精神医学や臨床心理学、精神分析を基にした哲学に大きな影響を与えた。

1856年オーストリア・フライベルク(現チェコ・シーボル)生まれ。父はユダヤ系の毛織物商人であった。ウィーン大学で物理や神経の研究をして1881年に卒業し精神科医となる。1885年にはパリに留学し、神経学者ジャン=マルタン・シャルコーのもとでヒステリーの治療法を学んだ。1885年、パリ留学で学んだヒステリーの治療法を開業医として実践に移す。数々の治験や改良を重ね、A・アドラーとユングなどの優秀な精神科医を研究に参加させて独自の精神分析手法を生み出した。フロイトの精神分析は「力動的」「局所論的」「経済的」側面から精神分析を行うこと、「無意識」「抵抗と抑圧」「幼児性欲」を分析の中に取り入れたことに特徴があった。

フロイトが生み出した精神分析は革新的であったがために批判する者も多く、学会の中での支持者の数は少なく、フロイトの精神分析を議論すること自体を忌避する主張もあった。そんな中、1908年にフロイトを支持する学者の集まりが発展して「ウィーン精神分析協会」を設立。1910年には「国際精神分析学会」を設立。学問的な見解の違いからA・アドラーやユングなどの学者がフロイトのもとを離れ、独自の心理学を生み出した。1939年ガンにより死去。享年83歳。