フロイト
精神分析学者
フロイトの名言
フロイトの過去の名言をまとめた名言集です。
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人間は自分のコンプレックスを除去しようとつとめるべきではなく、それと調和を保つようにつとめるべきです。
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宗教は、たとえそれが愛の宗教と呼ばれようと、その外にいる人々には過酷で無情なものである。
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人間に善良さを見たことはほとんどない。私の経験では、人間のほとんどはクズだ。
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生きる意味や価値を考え始めると、我々は、気がおかしくなってしまう。生きる意味など、存在しないのだから
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言葉で諦める者は、現実でも諦めるものだ。
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人間として大事なことは、愛することと働くことである。
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最初に言葉で譲歩すれば、その次にはだんだんと事実についても譲歩してしまうものだ。
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自分に対してとことん正直になること、それが心身によい影響を与えるのである。
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あらゆる生あるものの目指すところは死である。
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錯誤行為──言い違い、聞き違い、読み違い、書き違いは受ける側の願望を表わしてる。
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夢は現実の投影であり、現実は夢の投影である。
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自分自身とは、我々そのものである。なぜならば、これまでも自分自身は我々そのものであり続けてきたからだ。
出典: フロイト「Dream Psychology: Psychoanalysis for Beginners」
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愛とは一時的な精神病に陥った状態のことだ。
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弱みを克服すれば、それが強みとなる。
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人は不快な記憶を忘れることによって防衛する。
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衝動の有るところに、自我を在らしめよ。
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人を動かす欲求は二つしかない。一つは性欲。もう一つは偉くなりたいという欲求である。
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秘密を守り通せる人間はいない。口を堅く閉じれば、今度は指先がしゃべり出す。全身の毛穴から裏切りがにじみ出るのだ。
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恋に落ちているときほど、苦痛に対して無防備であることはない。
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あらゆるものの中心に愛を置き、愛し愛されることに至上の喜びを見出せたとき、幸福は訪れる。
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私は人間集団よりも動物の集団を好む。野生の動物は残酷だが、無慈悲さは人間の特権だ。
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美というものには具体的な使い道はなく、明確な文化的必要性も全くない。しかし、それなしでは文明は成り立たない。
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大人になるということは、あいまいさを受け入れる能力を持つということなのだ。
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道徳のある人間は、悪人が現実世界で行ってしまう物事を夢の中だけに留めておける。
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ユーモアと言うものは機知や滑稽と同じく何かしら我々の心を開放するものを持つのみならず、何かしら魂を抑揚させるようなものを持っている。
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「否定と出会う」ことが出発点である。
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子供が遊ぶ動機は、「大人になりたい」である。この願望は子供を教育する上で、重要になる。
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人間は意識を飛び越えて、潜在意識同士で他者と通じ合うことがある。
出典: The Standard Edition of the Complete Psychological Works of Sigmund Freud
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人類で初めて石の代わりに侮辱を投げつけた人物は文明の創始者である。
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人生において最も重要な3つの領域:それは仕事、愛、責任感。
フロイトの名言を見ている方へお薦めする名言
フロイトの残した名言を分析し、それらの名言の傾向に近い名言を厳選して紹介します。
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自分自身が無知であることを 知っている人間は、自分自身が無知であることを知らない人間より賢い。
ソクラテス 哲学者
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なんでも知ったかぶりせずに、素直な気持ちで聞いてみたらいい。自慢話なんかしているより、ずっと世界が広がるし、何より場が楽しくなる。たとえ知っていたとしても、一応ちゃんと聞くのだ。そうすれば、専門家というものは、きっとこちらの知らないことまで話してくれる。井戸を掘っても、誘い水をしないと水が湧いてこないように、人との会話にも誘い水が必要なのだ。
北野武 お笑い芸人、映画監督
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男性操縦の再興の秘訣は、男のセンチメンタリズムをギュッとにぎることだ。
三島由紀夫 小説家、政治活動家
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少々おかしなことを言っても、いつものことだから「森永さんなら仕方ない」と許されることも多い。普通の人は「こんなことを言ったらバカだと思われるんじゃないか」といったプライドや羞恥心が邪魔をするから黙ってしまう。でも、実は、バカだと思われたほうが勝ちなんです。
森永卓郎 経済アナリスト
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名声も財産もできて あぐらをかいてしまうと、逆に面白くなくなるわけです。
手塚治虫 漫画家
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否定的な人たちから離れるのは、彼らを嫌っているからじゃない。ただ単に私自身を尊敬しているだけ。
マリリン・モンロー 映画女優、歌手
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勇気というのは強いからとか、勇ましいから勇気があるというのではない。
たとえ、自分にとって振りな結果になろうとも、自分が真実であり、妥当であると考えたことを認め、それに賛成することこそが勇気である。本田宗一郎 本田技研工業創業者
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大切なのはあなたの心の声に耳を傾け、あなたが望む方向に進むことです。私は自尊心、自らの人格、そして愛を持ちながら、目標を高く設定し、夢を実現することが可能だと学びました。毎日妥協することなく夢の実現に挑戦しているならば、あなたは勝利への道を進んでいます。
マイケル・デル デル創業者
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私に批判的な人たちが私のことを何と言おうと、彼らが真実を語らない限りは気にしない。
マーク・トウェイン 小説家
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人生というのは所詮どちらに転んでも大した違いはない。ならば闘って、自分の目指すこと、信じることを貫き通せばいいのだ。
安藤忠雄 建築家
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君子は何事に臨んでも、 それが道理に合っているか否かと考えて、その上で行動する。小人は何事に臨んでも、それが利益になるか否かと考えて、その上で行動する。
吉田松蔭 教育者、思想家
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妻の機嫌が悪いときに、夫が責任を感じてはいけない。不機嫌でいるか上機嫌でいるかは、妻の課題。その課題を勝手に背負うから苦しいのだ。
アルフレッド・アドラー 心理学者、精神科医
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日本の社会は、その場で「わかった」と言っても、本当にその通りに動いてくれるほどやわではない。影響力のある人が粘り強く言い続けて、「もう、あいつの言うことを聞かないとしょうがないな」とヘトヘトにさせるくらいでないと動きません。
宮内義彦 元オリックス社長
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人は皆、自分と同じ顔で、喜んだり悲しんだり寂しがったりするとは限らない。
阿川佐和子 タレント、作家
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優しい言葉は短く、簡単なものです。しかし、それは終わりなく響き続けます。
マザー・テレサ 慈善活動家、修道女
フロイトについて
ジークムント・フロイトはオーストリアの精神分析学者。精神分析を世界で初めて生み出した精神科医。後の精神医学や臨床心理学、精神分析を基にした哲学に大きな影響を与えた。
1856年オーストリア・フライベルク(現チェコ・シーボル)生まれ。父はユダヤ系の毛織物商人であった。ウィーン大学で物理や神経の研究をして1881年に卒業し精神科医となる。1885年にはパリに留学し、神経学者ジャン=マルタン・シャルコーのもとでヒステリーの治療法を学んだ。1885年、パリ留学で学んだヒステリーの治療法を開業医として実践に移す。数々の治験や改良を重ね、A・アドラーとユングなどの優秀な精神科医を研究に参加させて独自の精神分析手法を生み出した。フロイトの精神分析は「力動的」「局所論的」「経済的」側面から精神分析を行うこと、「無意識」「抵抗と抑圧」「幼児性欲」を分析の中に取り入れたことに特徴があった。
フロイトが生み出した精神分析は革新的であったがために批判する者も多く、学会の中での支持者の数は少なく、フロイトの精神分析を議論すること自体を忌避する主張もあった。そんな中、1908年にフロイトを支持する学者の集まりが発展して「ウィーン精神分析協会」を設立。1910年には「国際精神分析学会」を設立。学問的な見解の違いからA・アドラーやユングなどの学者がフロイトのもとを離れ、独自の心理学を生み出した。1939年ガンにより死去。享年83歳。